2024.03.13
春日原ピアノ教室『スタッカート♪』うえひろです。
ベートーヴェン、ショパン、ドビュッシー。
中級以上のレッスンで良く練習しています。
特にロマン派時代の真ん中にいるショパン、後期にいるドビュッシー。
和声(和音)も濁りが強く、複雑な響きを感じます。
豊かな音楽と認識しています。
譜読みが複雑になり、調合記号の数が多くなります。
(楽譜に『#』や『♭』が5個6個と付く事です。)
逆にショパン、ドビュッシー以前に活躍したベートーヴェンは、
古典派のモーツァルトやヘンデル達の響きに初めて濁りを入れた作曲家です。
という事で、古典派ではなく、ロマン派の導入期・ロマン派初期と位置付けられることが多くなっています。
子ども達は、モーツァルトやヘンデルなどの古典派の練習をテキストでしています。基本ですね。
さて、話は戻りショパンやドビュッシーを続けて練習していると、
シンプルな旋律が、とても心地よく聞こえるようになってくるようです。
それが、シューベルトです。
ベートーヴェンとほぼ同じ時期の人。シューベルト。
決して裕福な家ではなく、なかなか才能を認められなかった人です。
歌曲を沢山作っていますね。
和声はとても美しく、少し濁りがあります。
シンプルだからこそ、その濁った和声が際立ちます。ピアノ曲も同じです。
先日、ふとシューベルトのソナタを弾いてみました。
なんと美しいのでしょう!
心が洗われるとは、この事です。
教会で歌うミサ曲を沢山生み出した彼の、神がかった響きに、涙が出てきました。
私の若い時には、全く関心を持ちませんでした。お恥ずかしい限りです。
しばらくシューベルトを練習しようかと、思っています。
今日はシューベルトのお話でした。
ご覧いただきありがとうございました♪