2024.02.26
春日原ピアノ教室『スタッカート♪』うえひろです。
今日は、音楽の基本的な拍子について。簡単に。
私たちアジアに住む人間は、大まかに農耕民族と言われます。
桑を持ち、腰を据えて、足を踏ん張り畑を耕して生きてきた民族です。
『よいこらしょ!』『どっこいしょ!』
こんな掛け声で、日常生活を送ってきました。
(今はどうでしょうか、お若い方は言われないのかもしれません。)
拍子でいうと、1・2・3・4。
例えば1・2・3は、桑を下げ下ろし土を動かす時のリズム、最後の4拍目は、桑を持ち上げた時の拍と思って下さい。
4拍目は、次に来る1拍目の準備と考えて下さい。
ゆっくりとした動作です。
1・2・3・4↑・1・2・3・4↑・・・
それに対して、3拍子はヨーロッパの拍子、リズムです。
1・2・3↑・1・2・3↑・・・
3拍目は、やはり1拍目の準備と考えます。
4拍子と比べて、3拍子は、1拍目がすぐにやってきますね。
当たり前なのですが、これが日本人の身体には入っていないように感じます。
いちにいさんっ!いちにいさんっ!いち、、、です。
特に幼児さん、3拍子の練習曲は、かなりの確率で4拍子になってしまいます。
いち、にい、さぁ〜あん、、、
こんな感じが多いようです。
私たち日本人の農耕民族の血が強く残っているのでしょう。
のんびりしている血統なのでしょうねぇ。
対しヨーロッパの民族は、比較的早いリズムが多いようです。大昔から侵略を重ねて、いつも戦争をする状況でした。
世界史を勉強された方は、ご存知ですね。
騎馬にのって戦うリズムのようにも思います。
忙しく拍子が過ぎていきます。
または、ワルツは3拍子で華やかに踊ります。
このワルツも思ったほどゆっくりで無い事に良く驚かれます。
ちなみにゆっくりした豊かな曲は、ノクターンです。
様々な歴史の中にできてくる音楽。
作曲された時の時代背景は言うまでもありませんが、生活の中からリズムが生まれてくるのですね。
ちなみに、先ほどお話ししました幼児さんは、のちにどなたでも3拍子になっていきます。
そのまま大人になる事はありませんので、あえて何度もやり直しする事はしていません。
1年後、2年後には出来てきます。
それに拘るより、他の事を大切に進めております。
本日は拍子のお話でした。
お読み下さり、大変ありがとうございました。
失礼します。