2024.02.13
春日原ピアノ教室『スタッカート♪』うえひろです。
楽譜を見ずに、覚えて弾くことを暗譜といいます。
幼児さんから小学生は、暗譜することは楽に出来るようです。
『先生!見らんで弾くけん、聞いとってね♡』
嬉しそうに弾いてくれます。
初級レベルでは、音を記憶する事はそう難しくありません。
中級レベル以上になると、音が複雑になり、暗譜が難しくなっていきます。
ある程度暗譜ができた!と思うと、分からなくなってしまう事もあります。
覚えていたはずなのに、ふとした時に思い出せない、、、
もう一度楽譜で確かめる。
それを何十回も繰り返しながら、発表会当日を迎えます。
発表会に限らず、人前での演奏、試験なども同じです。
人によりけりですが、覚えにくい曲というのもあります。
これに関しては、
中学生以上に伝えている事があります。
片手の動き(特に左手です)を口で歌えるようにする。または心の中で叫ぶようにする。
♫ドソシ〜、ミファラ〜、ミシドレドソレ〜、、
そして、両手で弾いた時には、その左手の音だけを聞きながら、演奏する。
難しいですね、、、何年もピアノをやっているとこのような事が出来るようになります。
両手で弾いているのに、左手だけを耳で拾って確かめながら弾く。
そんな作業を何箇所も練習する訳でございます、、、、
地道な作業です。
そうして、暗譜する人は力を蓄えていきます。
発表会の後半を彩る中学生、高校生、
こんな努力を積み重ねて、ステージに立ちます。
努力無くしては立てません。
ステージに上がると1人、たった1人です。
私も助けてあげる事は出来ません。
曲が始まったら、一心不乱に最後まで演奏してもらいます。
どうぞ皆さま、盛大な拍手を1人1人にお願いいたします。
中学生以上の生徒さんの努力を讃えたいと思います。
今日もご覧頂き大変ありがとうございました。バレンタイン祭り、今日も行います。
失礼いたします。