2024.01.30
春日原うえひろピアノ教室です。
最終話、、、、経験談。笑
ツェルニー30番を終了し、ツェルニー40番へ。
この40番というのが、運動で言うなれば、筋肉を鍛えるスクワットや腹筋のようなものです。
弱い指、4・5を繰り返し動かしたり、
跳躍、低いドからオクターブやそれ以上を繰り返したり、
ベートーヴェンやショパンのような美しい曲にはなっていないものです。(これを美しく弾くピアニストさんがいました)
40番が終わる頃には、中学3年の12月でした。
高校受験が目前です。
、、、、。
そうです!あまり勉強出来ずに3年生までを過ごしてしまいました、、、。
そうして高校生になり、母と相談して、ピアノの指導者を代える、、、ということになりました。
きっと母も怖かったのだと思います。
ある方の紹介で町のピアノの先生を紹介頂き、楽しいピアノを2年間弾くことが出来ました。
高校生ですので、流行りの曲、1択でした。
クラッシックから離れ、水を得た魚のように、ノリノリで今までできなかった事を、
勢いよく消化していました。
消化だけだったように思います。
友人も増え、部活動にも入り、楽しい学生生活が迎えられたことは、幸せだったと思います。
しかし、ピアノの技術面で何の進歩も無い自分に、何処か疑問を持っていました。
クラッシックの練習とは、高みを目指して、終わりのない課題に向き合う事のように思います。
本当に心から好きでないと技術は上がりません。
私のお話はここまでで終了いたします。
小さな小さな人間の物語ですが、何かのご参考になれば、幸いです。
ちなみに、小学生中学生にご指導受けた先生に、結婚してまたお世話になっております。
音大受験生を多数引き受けて、合格者を出された、恩師。
今は教室は辞めて、ご自分の為にピアノを弾いていらっしゃいます。
そこへ私は押しかけているのですから、ご迷惑をおかけしています。
好きなことは生涯変わらない。
人生の途中で、学校や家族から手離す事を勧められて、承諾したとしても、
またいつか始める事が出来る。
その時が1番の幸せではないかと思います。
もう一つ付け加えます。
私が小学生のときに訓練した方法は、今は指導者がいないとの事です。
あまりにもストイックな故に、時代に合わないのでは、、、、と聞いています。
追求するピアノも良し、楽しむピアノも良し。
その時に合ったやり方で練習する事がベストだと思います。
長いお話をお読みくださった皆様。
ありがとうございました。感謝
これからも精進して参ります。失礼します。