2024.01.27
春日原うえひろピアノ教室です。
続きです。初級テキストは写真のものです。
現在では、楽器店の楽譜棚には並ぶことはなく、ネットだけで売っているようです。
このテキストの最後に載せてある連弾の曲がとても素敵なんです。
小学生の私にも楽譜にある新しい和音の使い方に感動したものです。
さて、長い時間をかけてこのテキストを終わる頃には、一年が過ぎていました。
鍵盤の芯を捉えて、指のタッチはしっかりしたものになっていました。
テキストが最後の曲になり、先生からの言葉がありました。
『次からは、全訳ハノンとツェルニー30番を準備して下さい』
小学6年生になっていましたが、初めて聞く『ハノン』そして、ツェルニー30番。
当時は町のレコード店にピアノ楽譜が売っていましたので、
その日すぐに走って買いに行った事を覚えています。
家へ帰り、すぐさま楽譜を開いて、とにかく弾く弾く弾く、、、、
初級テキストからツェルニー30番になりましたので、飛び級といった具合です。
ハノンはともかく、それからはツェルニーの世界へ、長く続くツェルニーの道へ入っていくことになりました。
ツェルニー。
された方はお分かりだと思いますが、とにかく右手を酷使する曲ばかりです。
主に指の運動です。
3・4・5番の力の弱い指を鍛えるための教本です。
練習では、やっと譜読みが出来て、指もしっかり動くようになったと思うと、
テンポをあげなさい、と指示がでます。
私は速弾きはあまり得意ではありませんので、練習回数が多くなるばかり。
それでも、練習初めにはハノンを弾き、ツェルニーを数回弾いた時は、びっくりするくらいの速さで出来上がっていきました。
おかしな話ですが、自分自身の決め事で、ツェルニーは1曲1ヶ月で合格するとしていました。
どうしてなのか、分かりませんが、早く先にいきたい、と念じていたのでしょう。
ツェルニー30番がやっと終わる頃は、中学1年生が終わっていました。
それから、あの地獄のツェルニー
40番が待っていました、、、、。笑
それらの楽譜は今も大切にとっています。
ピアノの練習に明け暮れた中学生時代。
部活動はお休みの取れるものに入り、お友達も制限しながら過ごしていました、、、
寂しい中学時代だったように感じます、
ただ中学の頃の救いは、その頃の友人と今でも行き来があり、違いに励まし合っていられる事、
幸せに感じています。
私のつまらない話しでごさいます。
どこかで記しておこうと思っておりましたので、この機会を使って参りました。
次回で完結かもしれません。
あと少しだけ、お付き合い下さいませ。
ご覧頂き大変ありがとうございました。