2024.01.24
春日原うえひろピアノ教室です。
昨日から続いています。経験談です。
新しい先生になり、これまでのテキストをやめる事になりました。
指の力の抜き方、鍵盤の押し方を練習する毎日を過ごします。
もちろんテキストは無し。
ただ一つ、ノートだけを持って聴音の練習を合わせてしていました。
聴音というのは、音当てです。先生が弾いた音を当てていくわけです。
それまでのイタリア音名(ドラミファ、、)からドイツ音名(ツェーデーエーエフ、、)で音を呼ぶようになりました。
ドイツ音名は、音大受験に必須です。
また、中学生の吹奏楽でも簡単なドイツ音名は使っているようです。
さて、レッスンでは、ピアノに向かい、手を鍵盤の上からポトンポトンとひとつずつ落としていく練習ばかりです。
しかし続けていくと、
手の落とし方が悪いと良い音が出ない事が分かってきました。
脱力の具合で全く違う音になります。
今考えると、先生はとんでもない指導をしたらしたのだと、脱帽するほどです。
良い音を耳で聞き分ける事が出来るようになりました。
半年間の練習でした、、、
その後は初級のテキストが始まりました。特殊な練習方法で、指を深く勢いよく押しながら、どどど、、、どれど、、、
という具合です。
そのテキストは初期レベルが1冊にまとまった分厚い本でした。
聞くところでは、井口基成(いぐちもとなり)先生という、ピアニストでピアノ教育家が監修された本でした。
井口先生は、あのピアニストの中村紘子さんの指導で有名です。
私の新しい先生は、その井口先生から大学生の時ピアノの指導を受けられたと、後になって聞きました。
こうやって記しますと、まあいろんな練習方法があるのだなぁと、実感しますが、
その頃はまだまだ子供の私です。
とにかく言われた事を消化する事に全てをかけていました。
その結果、、、
、、、、
はい、小学校の授業中もポトンポトンと学校の机に指を落としていました。謝
大変な練習でしたが、
私自身は新しい世界が開けた!と子ども心に弾んでいました。
好きなことは少しぐらいの苦労は苦にならないという事でしょう。
今日も昔の経験談でした。お付き合いくださってありがとうございました。
雪は積もらず、いつものように生活が出来ます。
本日も暖かくして、お待ちしています。失礼します。