2024.01.19
春日原うえひろピアノ教室です。
ショパンの代表曲『雨だれ』
静かに流れていくメロディー、雨がしとしとと降り続いている音を美しく作り上げています。
中間部分では、雨足が激しく叩きつける様子を描いています。
この曲は高度な技術を必要とされないものです。
私も高校生の時に、レッスンで練習いたしました。
分かりやすい構成ですので、主に表現を勉強するのにとても良いものでした。
そんな『雨だれ』
先日見たテレビ番組、『題名のない音楽会』
に出演されていたピアニストさん。
アリス=紗良(さら)・オット
裸足のピアニストと言われています。
数々のコンクール入賞を経験し、単独コンサートも重ねてきた結果、
このスタイルになったそうです。
日本はクラッシックをもっと気軽なものにしなければならない、、、
と言われた言葉は印象的でした。
彼女が演奏する『雨だれ』は、初めて耳にするものでした。
1音ごとに魂を入れていく弾き方。
これほどな表現は見た事がありませんでした。
決して派手な曲ではありませんが、もう忘れられません。
空気の中に溶け込んでいくような、自然に耳に入いる感覚です。
日本ツアーを是非見てみたいと感じています。
写真はその時の映像です。少ししか見えませんが、裸足です。
ブルーのドレス、ボブのヘアスタイル。
ドレスはさておき、ボブのピアニストさんはあまり見かけないスタイルです。
音楽家たちによる、これからのクラッシックの模索。
大いに期待したいですね。
今日も雨模様。レッスン行き帰り、車に気をつけて、傘をさしてお越し下さいませ。
失礼します。