2023.12.29
春日原うえひろピアノ教室です。
年末にかけて各地で演奏され合唱される曲
ベートーヴェン交響曲第9番合唱付き
力のあるメロディーは、世界中で講演されて歌われています。
日本で初めて第9が演奏されたのは、第1時世界大戦の1918年(大正7年)。
徳島県板東ふりよ収容所で収容されていたドイツ兵が楽団を組んで演奏されました。
日本ではその当時、捕虜に対しての厳罰は厳しく規制されていたとのこと。
当時のふりよ収容所の社長松江氏は、更に手厚くドイツ兵に学問や技術、芸術に触れる事を盛んに勧めていました。
その恩を受け、感謝の意味でドイツ兵達が、ベートーヴェン第九を演奏したのが広まったとのこと。
そののちには、太平洋戦争の学徒出陣の走行会でも演奏されました。
そして戦後、帰還した兵隊による追悼式でも。
海外では、ベルリンの壁が崩壊した年末、
ドイツ統一の式典、1998年長野オリンピック
そして東日本大震災の復興演奏会
現在では、世界で復活の祈りを込めた第九が演奏されでいます。
どうしてこの第九が選ばれるのか。
その歌詞が大きな意味を持っているようです。
長くなりますので、続きは明日綴りたいと思います。
年の暮れ。皆さまお忙しい中、お読みくださりありがとうございました。