2023.12.18
春日原うえひろピアノ教室です。
忘れられない思い出は、沢山心に残っています。
これもまた20年ほど前のレッスンで。
年中さんだったMちゃん。
小さな手で弾くピアノの鍵盤はとっても大きく感じます。
楽譜を見ながら、ど・れ・み〜ぃ、と鍵盤を押していきます。
途中でゆっくりになってきて
、、、、、
指が動かなくなってきました。
私は楽譜が分からないのだと思い、これは何かな〜?
と、テキストに集中するように促しました。
すると、
ふわっと、Mちゃんは椅子から床に落ちてしまいました。
本当にふわりと音も立てずに、私の視界からいなくなったのです。
私は床に転げているMちゃんに驚き!
大丈夫?とすぐにそばにいきましたが、、、
そのままスヤスヤと寝てしまいました。
後ろの椅子に座っていたお母様が、
『先生、すみません、多分眠かったのだと思います。きっとこのまま起きないと思います。
申し訳ありません!』
なんとMちゃんは、レッスン初めに眠気が襲っていたのでしょう。
ぴくりともせずに、そのまま深い眠りについてしまいました。
大物の兆しがありますね。
Mちゃん、その後はマイペースを守り、大学院まで研究を続けたそうです。
おっとりしたMちゃんのレッスンは、私の癒しでもありました。
1つ出来るようになったら、嬉しそうに満足してそこだけを何回も弾いていました。
1曲、全部出来る訳ではないのに、部分的練習をコツコツと重ねるお子さんでした。
難しい1小説が出来る事が楽しいのですよね。
自己肯定感が高いお子さんでした。
ご家族様は、それを大切に育まれたのですね。
沢山の思い出のお話、これからも少しずつ綴って参ります。
寒波が続いていますね。
暖かくしてお過ごし下さい。
今日もご覧くださってありがとうございました。