2023.12.12
春日原うえひろピアノ教室です。
皆様は、今までに読んだ本の中で、記憶に残る1冊はありますか。
小学生の時には、図書室へ行き、とにかく児童向けの本を読みあさっていた私です。
トムソーヤ、ファーブル昆虫記、星の王子さま、小公女、、、などなど、
代表的なものは、読み尽くした感じです。
それから高校生になると、流行りの本、、、、赤川次郎、遠藤周作、アガサクリスティ、五木寛之、、、話題に上がると読みました。
自分の好みが分からずに、人が読んでいるものを読むだけの頃が長かったように思います。
そして、短大生の時に流行っていた、『吉本ばなな』さんの本を友人から勧められて読んでみました。
衝撃、、、でした。
文章はとても簡単なのですが、主人公の女子大生の背景にあるものが切なく悲しいものでした。
同じ歳の頃の主人公。
私とは全く違う環境。
悲しい運命を1人生きていく彼女は、ひっそりと暮らします。
そこに転がる幸せを少しだけ感じる日常。
私はその本を読み、自分がどれだけ幸せに暮らしているかを思い知ることになりました。
記憶に残る本。
それはとても短く、数時間で読めるものです。
よろしければ、ご覧下さい。
吉本ばなな 『キッチン』
今日も学級閉鎖、インフルでお休みがある1日でした。
手洗い、うがいで対処なさって下さいね。
ありがとうございました。失礼します。