2023.11.27
福岡春日原うえひろピアノ教室です。
ピアノを弾く人間として、憧れる人物は、
フランツ・リストです。
ロシアの音楽家プロコフィエフという人も多いですが。
リストは、腕の良いピアニストでした。幼少の頃から、オクターブが届き(例: 低い ド〜高い ドのこと)
その後、彼は指を広げる訓練をして、10度の音程が届く様になりました。
これは、ド から出発したら、上の ド を通り過ぎて、 ミ まで届くということ。驚
彼の曲は、10度から12度の音程を行ったり来たりの動作を繰り返す曲を生み出しました。
超絶技巧といわれる、あの『カンパネラ』です。
フジコヘミングさんが、弾いて日本でもポピュラーになりましたね。
リストを抜くピアニストは、出てこないだろうと言われています。
現代のピアノコンサートでは、演奏家がプロコフィエフと並び、良く弾く作曲家です。
とにかく、、、難しい、、、、。
私が恩師から習った事の中に、こんな話があります。
リストは、腕の立つピアニストで、自分にしか弾けない曲を作っていった、、、と。
ん〜〜、、、、
リストはなんて意地の悪いのだろうと感じました。ずっとそう思っていました。
その後、リストの人生の記事を見る事がなん度もありました。
それは、全く違う人物でした。
どうも彼は人格者と言われ、素晴らしい指導者だったと。
弟子の指導も、リスト自身の真似をするのではなく、
それぞれの良さを生かして、自分なりの音楽にするよう、伝えていたそうです。
音楽家の中では、とても開けた人だと思います。
あのツェルニーから指導を受けたフランツ・リスト。
『音楽の魔術師』と言われています。
ちなみに、リストの曲で1番弾きやすいものは、『愛の夢』です。
なんとびっくりですね〜。上級の曲しかないのです。
一度、じっくり聴いてみて下さい。
音がどっさり降りかかってくる感じを体験して頂きたいと思います。
音の魔術師で人格者のリスト。
成長された生徒さんにも、目標として欲しい人です。
本日も穏やかな日。インフルエンザはまだまだ流行っているようです。
栄養をとって、運動と休養を大切にお願いします。
ご覧頂きありがとうございました。