2023.11.14
福岡春日原うえひろピアノ教室です。
紅葉の知らせがテレビから流れていたある日、読んでいた本にある俳句が載っていました。
『よろこべば しきりに落つる 木の実かな』
富安 風生(とみやす ふうせい)
大きな木を見上げたところ、それを嬉しく喜んでいるかのように、落ちてくる木の実(多分どんぐり)
といった訳でしょうか。
優しい俳句ですね。私は、勉強をした事がありませんので、こんな俳句がピタッときます。
この富安風生は、愛媛県の人で、高浜虚子に教えを受けたそうです。明治15年に生まれ、昭和30年ごろまで活躍された俳人とのこと。
他に秋の有名な俳句を記しておきます。
『秋深き 隣は何を する人ぞ』
松尾芭蕉
『名月を とってくれると 泣く子かな』
小林一茶
『柿食えば 金が鳴るなり 法隆寺』
正岡子規
どれも耳にする俳句ですね。
こう読んでいくと、しっくりと秋が来たことを感じます。
となりのトトロにも出てくる、どんぐり。あれを宝物のように大事にもっている、主人公のメイちゃん。
どんぐりを見るといつもそれを思い出します。
行楽の秋、食欲の秋、スポーツの秋、
そして芸術の秋。
それもすぎて冬に向かおうとしています。
急に寒くなると風邪が流行ります。皆さまどうぞ暖かくしてお過ごしください。
失礼いたします。