2023.11.07
福岡春日原うえひろピアノ教室です。
子どもも大人も良く知っている、アレ♡の弾き方のお話です。
ベートーヴェン作曲の『エリーゼのために』
生徒さん達がテキストとして使っている、ぴあのどりーむの末巻6冊めに載っています。
やっぱり嬉しいですよね。知っている曲が載っていると、やっていて良かった!と感じるはずです。
このエリーゼのためにの弾き方ですが、弾き始めのフレーズに注意します。
ミ♭レミ♭レ ミシレドラ〜
この『ラ〜』は、必ず弱く弾きます。
子ども達は嬉しいので、元気百倍で弾いてしまうのですが、『そこは我慢して弱くね。』
これはエリーゼを弾く時に、必ずやってほしいお約束となります。
更に欲を言えば、その前のフレーズ
ミ♭レ は、弱く、次の
ミ♭レ は、少し音を出す、
ミシレ は、やや強く、
ドラ は、また弱く。
フレーズの初めと終わりは、弱くから始めると、柔らかい曲に聞こえます。
やりすぎは良くないのですが、知っているとその後の練習で大きく違うようになってきます。
加えて、左手は概ね弱くです。
右手のメロディー旋律を壊さないように、裏で支えるように弾くのが基本です。
これも大変難しい練習になります。
『綺麗な曲ほど、弾くのはとてもキツイよね。音が出せないからねぇ』
と言葉でお伝えすると、しっかり記憶してくれるようです。
良く知っている曲だからこそ、出来る練習です。
ベートーヴェンがエリーゼに贈ったとされるこの曲。いつまでも弾いていてほしいと思います。
本日もお読み下さりありがとうございました。
今朝は冷え込みました。秋到来。どうぞお楽しみ下さい。