2023.10.12
春日原うえひろピアノ教室です。
先日、テレビである音楽番組を見ていました。
題は『覚えて貰えない作曲家』
なんとも虚しい題です。興味があり観てみました。
第5位まであったのですが、ここでは1位をお伝えします。
代表曲は、『乙女の祈り』です。
私も子供のころ憧れました。いつになったら、あれが弾ける様になるのだろう、、、、
毎日練習曲ばかりやっていた頃、考えていました。
作ったのは、テクラ・バダフジェフスカ
(発音で少し違う時もあります)言いにくい、、です。
ショパンと同じポーランド出身です。
彼女の代表曲は、主にこれだけです。ハープの様な流れるメロディーが、全世界に広まりました。
彼女の生涯は謎に包まれたまま詳しくは分かっていないそうです。
何故そうなのか。
その時代は、男性優位の時代。女性が作曲してもそれを披露する機会さえなかった時代です。
またその頃、ポーランドはロシア、ドイツ、オーストリアの三国によって分割統治されていた事も要因のひとつです。
その後の第1次大戦、第二次世界大戦、ナチスによるポーランドの焼き打ち、で資料がほとんど残っていないとのこと。
ショパンは、音楽活動のためウィーンやパリに活動を移したのはこれもあったのだと思います。
また、バダフジェフスカは、28〜32歳でこの世を去ったと言われています。早い死です。
死因も分からないままですが、病弱だった為、病死ではとなっています。
この4点から、彼女の生涯は分からないまま。
家族を持ち3人の娘もいたとか。
何となく弾いていた、乙女の祈り。背景を考えると時代の厳しさを感じますね。
2位3位、、は、また機会があれば綴りたいと思います。
本日も秋晴れ。日差しは暑いです。
どうぞ良い1日になりますように。