2023.09.27
春日市うえひろピアノ教室です。
発表会の選曲について。
大学生、高校生、中学生はすでに練習に入っています。
これからは、小学生以下の生徒さんの選曲をする時期に入ります。
私事ですが、この選曲が1番大変な仕事となります。その年の春から指の運びや譜読みのスピードを観察して、前年度とは違う曲想を選んでいきます。
生徒さんの得意そうな曲を選ぶ事はあるのですが
今後の勉強のために、あえてその方が苦労している方面の曲を選ぶ事もあります。
また、同年代の方とも同じ曲想にならないよう、それぞれの生徒さんが輝けるよう考えながら進めていきます。
昔ですが、選曲のために長い時間楽譜を読みすぎて、めまいが日常化してしまい、お薬を飲む月日が流れました。笑
あまりに集中しすぎたのでしょう。お陰様でもう症状が出る事はありませんが、
曲との向き合い方を冷静に・数学的に (私は自分の中でこう表現しています) 捉える事で、めまいは無くなりました。静
入り込み過ぎると、気持ちが深くなります。
自分のイメージと違う弾き方を生徒さんがしてしまうと、自分との闘いが始まり、苦しくなってしまいます。
選曲の時は、その生徒さんの姿から入り、指の動き、身体の芯の使い方をイメージして、
『きっと○○ちゃんは、こんな感じで弾くだろうなぁ、、、』
と想像する様にしています。
指導者のお話をいたしまして、申し訳ありません。
親御様からすると、ピアノを習っている以上は、派手な曲、有名な曲を弾いてほしい、とお思いになる事は当たり前だと思います。
私もなるべく、そうしてあげたいと、いつも感じています。これが発表会の選曲の土台だと言えます。
ただ、マイナスを申し上げると、派手な曲はおお味で繊細さに欠ける。
有名な曲を皆さんが弾くと、毎年みんな同じになってしまう。
指導者から助言いたしますと、もっと色々な曲を知ってほしいなと感じます。
楽しい思い、怒りの気持ち、悲しみの思い、辛い気持ち、天にも昇る様な胸の高鳴り、、、
などを表現しているようなものを選びたいと思っています。
今申し上げたのは、中学生以上は当てはまりません。
小学生の選曲。1人ひとり、1年の締めくくり、次のステップへ向かえるように選んでいきます。
どうぞ今年度の発表会もよろしくお願い申し上げます。