2023.09.08
春日原うえひろピアノ教室です。
フランスの作曲家サティ。有名な曲は『ジムノペディ』『ジュトゥヴ』
ゆったりとして、幻想的な和声。よくドラマや映画のBGMで流れている事で皆さまご存知だと思います。
サティも『音楽界の異端児』という汚名が付けられています。それは、彼の作品名から分かります。
『官僚的なソナチネ』『犬のためのぶよぶよとした前奏曲』『胎児の干物』など、奇妙な題が付けられています。
ふざけていたのでしょうか、、、。
きっと正気と戯けの境でウロウロと気持ちを揺らしていたのではないでしょうか。
また『家具の音楽』と言って作品全体を称して付けたことも知られています。
主に酒場で演奏活動していた彼は、お客さんの邪魔にならないように、家具のような音楽でありたい、と思っていました。
現在のイージーリスニング、BGMの始まりとも言えますね。
サティはドビュッシーやプーランク、ピカソに大きな影響を与えたと言われていますので、やはり大作曲家で間違いありません。
新しいものを作り出す、現在ではクリエーターというのでしょうか。
一般人と同じ感覚では作り出せないものなのですね。
ただ感じるのは、フランスの作曲家が作ったものは、やはり
オシャレです。
ギトギト感がありません。(分かりますか?この表現、すみません)
サラサラと流れていく感じが、
『全然頑張ってないよ!』
と私にいつも語りかけてきます。(私はベートーヴェンが好きですから、、、)
今日はフランスのエリック・サティのお話でした。ありがとうございました。