2023.07.19
春日原うえひろピアノ教室です。
本日のインスタでも投稿していますが、ブルグミュラーのアラベスクのお話です。
子どもたちも大人も、何故か惹かれるアラベスク。
同じ旋律を繰り返しますね。ではアラベスクとは何なのか。
これはアラビア風の装飾模様です。文字、つるくさ、幾何学図形を組み合わせた模様です。
その地方の建物や内装などに用いられています。アラビアンナイトの絵本に描かれている建物の屋根。まあるい屋根です。
建物の内装に豪華に描かれている模様。そのモチーフは規律よく反復されて、大きなデザインとなっています。
では、音楽で言えばどうでしょうか。
分かりやすいのは、ブルグミュラーのアラベスク。出だしのメロディーが印象的なところです。
[ラシドシラ〜ラシドレミ〜レミファソラ〜ラシドレミ〜]
丸くまあるく音符が連なります。
幻想的で芸術的な世界へ飛び込んでいるようです。
ブルグミュラーのこのメロディーは、左手でも同じ様なメロディーを引き継ぎます。[#ソラシラソ〜ラシドレミ〜、、、]
またあの丸い幾何学模様が現れて演奏されます。
こういうところが、人々の気持ちを捕まえるのでしょうね。
この様な幻想的な世界を表現するアラベスク。他の作曲家も作っています。
有名なのは、ドビュッシーです。アラベスク1番は発表会でもよく弾かれますね。
私が好きなのは、シューマンのアラベスクです。実は、シューマンが初めてアラベスクという名前で作ったとされています。
シューマンのアラベスクは、ブルグミュラー、ドビュッシーより、さらに丸く回る回るという感じがします。
この曲は中級半ば程度で演奏出来ますので、生徒さんにもお勧めしています。
日本では唐草模様と昔から親しまれていますね。
音楽は人々の生活から生まれるもの。その時代を象徴した、そして流行した世界を考えながら演奏していきたいものです。
もうすぐ夏休み🌻
生徒さんたちと夏休みのお話をしています。私も楽しくなります。
またピアノ勉強会のご案内も順にお送りしています。ラインです。どうぞよろしくお願いします。