2023.07.12
春日市うえひろピアノ教室です。
アントン・ディアベリ(ディアベルリ)。古典派の作曲家です。今でもピアノのソナチネは発表会でも良く演奏されます。
私が教師を始めた時に真っ先に購入したソナチネ集はディアベリでした。
とにかくメロディーが印象的で、それもスッと入ってくる。全て魅力的な旋律です。
これが子供達にとても受け入れ易いもので、目の前で一度弾いてあげると、すぐに気に入ってくれる事が多いです。
私の中では、ソナチネの神様。子どもの味方!
と位置付けられているんです。
同じ古典派のクレメンティ、クーラウとは違った味わいがあるディアベリ。
ザルツブルグで生まれ、多くの曲を作りましたが、発表していくツールの楽譜出版社を友人と共同で作った人です。
彼のエピソード
オーストリアの作曲家たちに、ディアベリ自身で作った主題(短い主なるメロディー)を提案します。
それを元に変奏曲を作って応募してほしいという提案をしました。公募したという事ですね。
そこには、50名という沢山の応募がありました。
その中には、シューベルト、リスト、ツェルニーが含まれています。
それを自身の出版社から発表したとのこと。
ただベートーヴェンは、その作曲家達とは違い30曲のものを別で出版しています。
うーん、、、、、感慨深いです。
ベートーヴェン。彼のこだわりも見えてきますね。
とても魅力的な曲を作るディアベリ。
それはマニアックなものでなく、誰の耳にもしっかり受け入れられ、
心地よいまま聴き終えられる、安心できる曲が多いと感じています。
来年3月の発表会で、どなたか弾いてくれますでしょうか。まだ分かりませんがお楽しみに。
現在、教室はお陰様で満員となっています。数件お問い合わせを頂いていますが、通常レッスンはお断りしています。
申し訳ありません。その方々にはご了承頂いています。
本日もよろしくお願いします。