2023.07.04
福岡:春日市うえひろピアノ教室です。
子ども達が憧れる『ショパンノクターン9-2』
美しく魅力のある旋律が人々の心に残ります。
ある程度進んだ生徒さんには、出来るだけ弾いてもらうようにしています。
この曲を弾く時に注意しなければならない事。
左手はメロディーを引立てるように。
少し弱めに、柔らかく弾きます。
しかし右手は、響くように弾かなければいけません。
両手を全く違う感覚で演奏します。
難しい練習ですね。これまでやってきた練習を生かして取り組めば、だいたい出来るようになるようです。
更に進んだ上級の生徒さんであれば、左手の和音の1番高い音を響かせて演奏します。
例えば、ドミソの和音であれば、[ソ]だけを少し強く弾くのです。
曲の中での左手が
[ドミソ〜ドファラ、、、]であれば、
[ソ〜ラ、、、]
と聞こえるように。
1本1本を違う強さで弾けるように練習します。
一部始終そう演奏しますので、練習量はおおくなります。
1小説だけを何回も何回も、、、
やはり努力と気持ちが長くないとやれませんね。
この曲が途中で終わってしまっても、とても良い経験になる事でしょう。
長い人生、また始めようかなという気持ちになった時のために、
この曲を経験しておいてもらいたいと思っています。
ショパン、繊細で神経質な性格。
大きなホールでの演奏を嫌い、小さなサロンで演奏活動をしたピアノの詩人。
病気を抱えていて、いつもその中で作曲をしました。
彼の息遣いを想像しながら、練習するのもまた良いのかも知れませんね。
昨日からの大雨。熊本、鹿児島の方々へ言葉もありません。
やはり
天災と共に生きていくしかないのでしょうか。
今日もご覧頂きありがとうございました。皆さまの安全な1日になりますように。