2023.06.06
春日原うえひろピアノ教室です。
SNSでやり取りしている、あるピアノの先生のお話です。私も頷けましたので、綴ります。
某音楽大学の先生が言われた言葉です。
『音大生は、バッハに興味がない。多分、感情吐露が出来ないからだろう。
(バッハの頃はパイプオルガンで演奏された時代です。先日の投稿通り、日本で言うと江戸時代。)
パイプオルガンは音楽に強弱をつける事は難しい。(今では楽譜に少々の強弱やクレシェンド、デクレジェンドは記載されていますが。)
それよりその後に出てきたロマン派を演奏した方が、弾き手はその腕を披露しやすいからだろう。』
しかしながら、殆どの音大の受験では、課題曲の中にバッハを入れています。
クラッシックの元になる音楽だからでしょう。
『でもたまにバッハが大好きな生徒さんもいる。その方たちは、総じて頭がとてもいい。』
確かに、バッハは対位法は数学に近いです。
私の教室にも数名バッハが好きな生徒さんがいますし、
他の先生の教室では、音大にいく訳でもないのにバッハにハマり、平均律という難解なものまで習得されたとか。
その後聞けば、その生徒さんは県内でトップの頭脳の持ち主だったとのこと。
そういう風な音楽もあるのです。
バッハは、複雑になればなるほど美しい。ショパンやリストとは全く違い、音たちの絡み合いがはっきりと聞こえてくる音楽です。
言い換えると、バッハは脳を鍛える事になるのかもしれません。
さぁ、私もまたバッハを始めましょう!笑
今日は、1日雨。先日の豪雨で和歌山で大きな被害がでました。つつがなく復興出来る事、お祈りいたします。