2025.11.25
ピアノを弾くうえで「この曲弾きたい!」に出会える瞬間はとても貴重なものです。そう思える曲は間違いなくその人の心の奥の何かを動かした魅力があって、その結果弾く行動に繋げたいというエネルギーが生まれたとも言えるかと思います。今日はそんな貴重な瞬間に出会えた生徒さんの体験談を1つご紹介しようと思います。この生徒さんは男の子の生徒さんで、ある日「ショパンが弾きたいです!」と。どうしてショパンを弾きたいの?と私が尋ねたところ、「発表会でショパンを弾いていたお兄ちゃんが凄くかっこよかったんだ」と。たしかにそのショパンを弾いていた子は、昨年の発表会は都合で出られなく、今年の発表会は2年分の想いを込めた発表会でもあり納得でした。そして今、年上の生徒さんに憧れた生徒さんは、今レッスンでショパンを取り組んでいます。「かっこいいなあこの曲!」とか言いながらキラキラした目でピアノを弾く姿、そして小さい男の子に憧れられる存在まで努力、継続し、想いを客席まで届けられた生徒さんは今でもすごく眩しいです♪(実はこの話にはもう一つドラマがあって、発表会で2年越しのショパンを弾いた生徒さんも小さい時に、発表会で年上の男の子が弾いた演奏に感動して、いつかあのお兄ちゃんみたいに弾いてみたいと言っていました😊)