2016.03.13
3月11日にヤマハ銀座ホールにて行われました、田部京子ピアノリサイタル〜祈りと希望〜に行ってまいりました。
彼女のピアノは、一口では言えませんが、音色が本当に語りかけるように優しく、本当に人の心の奥底に響き、癒してくれます。CDでは聞いていましたが、まさかこの時期に彼女の生演奏に触れられると思っていなかったので、オーストラリア人の友人を誘い、コンサートに行ってきました。テクニック的には優しめの曲でも、彼女の手にかかると魔法のような音楽になる…演奏はピアニッシモまで一音一音コントロールされ、夢のような時間でした。選曲も、完璧でした。「3.11」に弾くに値する選曲がなされ、至福のひと時でした。
演奏後、友人と話していたら、なんと田部さんのお母さまに声をかけられ、3人で英語でいろいろなお話しすることができました。お母さまはピアニストの親子にありがちな英才教育を施す立場ではなく、あくまで娘を応援する立場で、ピアノを強要しなかったことが彼女を成功に結び付けたのだとお話ししていました。その物腰の柔らかさ、教養深さ、母としてのありかたに私は深く感銘を受けたのでした。