2011.12.06
楽器の練習は、単に演奏が上達するためだけではなく、自分の心と向き合う、また言い方を変えれば、自分の弱さと闘う時間でもあります。
・・・などど書くと、(練習って、なんだか孤独だなぁ~)と思われる方も多いのではないで
しょうか。
そうです!
はっきり言って、”練習”って結構地道で孤独な作業なのです。
でも、その”自分対自分”の密な時間を作る努力を重ねていくと、いつか大きな力になり
ます。
たとえその過程は、急激に変化する右肩上がりのグラフの様に、はっきりと目に見えるものでは無くても、ある時、自分の来た道を振り返ってみたら、こんなに上まで登ってこれた!・・・と実感できる日が必ずやってきます。
ですが、まだ年齢的に小さくて自分で自分を管理するのが難しい場合は、おうちの方の
サポートが、欠かせないものになります。
”演奏”する人は、たとえ練習の時でも、誰かに聴いていてもらうだけでも心強く感じるものです。
おうちのかたもお忙しいと思いますが、お皿を洗いながら、洗濯物を畳みながら、何か用事をしながら、でも結構ですのでお子さんの練習に付き合ってあげて下さい。
そして可能であれば、毎日短い時間でもかまいませんので、お子さんの横に座って一緒に練習してあげて下さい。
上手に譜読みができたり、片手ずつゆっくり上手に弾けた時など、おおいにほめてあげて欲しいです。
少しの変化でも、”わかってもらえた” ”ほめられて、うれしいな”とお子様が感じられる、
楽しい時間にしてあげて下さい。
これは、いずれ一人で練習できるようになるまでの、いわば”助走期間”です。
永遠に続くことではありませんので、安心なさってくださいね(笑)。
この最初の“助走期間”を、良い方法で上手に乗り越えられると、大きくなってからお子さんは、自ら練習に向かうことができるようになります。
“頑張れば、必ず結果は付いてくる” ”うまく弾けた時は、自分も嬉しいし周りの人も一緒に喜んでくれる”
・・・という、確固たる思いを心の中に持ち続けることができるから・・・。
身につける方も、サポートする側も、とても根気が要る段階ですが、どうぞお子さんのために少しずつお力を貸してあげてください。
そして大きくなってからも、時々ほめてあげてくださいね(^^)。
恥ずかしがったりイヤそうにしていても、”ほめられる”ことは、とても嬉しいはずです。
さりげなく言うのもいいし、面と向かって言うのもいい、”いつでも、あなたを見ているよ”と発信してあげることが、更に絆を深めることにつながるのではないでしょうか。
その絆を深めることで、”孤独”と向き合う勇気が湧いてくるはずです。