2011.10.18
「KAWAI」のおもちゃで「ミニピアノ」がありますね。
赤いのや、白や、黒のちっちゃなピアノです。
おもちゃとはいえ、音も本格的で美しく、
楽器としても立派なものです。
私もレッスンで使っています。
昔から、子供サイズのピアノがあればいいなと思っていましたが、
なんと、「KAWAI」は昭和の時代(戦後の物資不足の時代にも・・・)に、
この「ミニピアノ」を本格的に作り上げていたのです。
(すでに、昭和初期にKAWAIはグランドピアノを製作していました。)
さて、その「ミニピアノ」ですが、先日、楽器博物館を訪れた時に、見つけました!
写真を見ていただけると、普通のピアノとの大きさの違いが良く分かると思います。
鍵盤数は、65鍵ほどで、
中のハンマーは通常より小さく、弦の数も少ないと思われます。
(中~高音域は、通常一音につき弦は3本ですが、2本ずつかと・・・。)
戦後の混乱期に、よくぞこのような丁寧なすばらしい仕事をしたものだと、
初代社長の河合小市さんに心からの敬意を表したいです。
その時代は、みんな、食べていくのに精一杯だったでしょうから、
楽器のために少しでも質のいい材料を集めて、一台のピアノを作りあげるのは、
大変だったことでしょう。
このミニピアノには、河合さんの情熱と、職人さんの心意気、
そして、音楽の力を信じた方たちのひたむきな思いを感じます。
それから、この博物館ではありませんが、先日、
この「ミニピアノ」の音色(修復されたもの)を聴きました。
やわらかくて、でもしっかりした音がしていて、私は驚き、感動しました。