2011.10.10
練習をする上で、テンポを自分でコントロールできるように努力することは、とても重要です。
でも、、メトロノームの規則正しい”カチッ、カチッ”に合わせるのに、苦労する子もいます。
「先生!・・・メトロノームに合わせないとダメなんですか?メトロノームかけてると、うまく弾けません~」
と、”やっきり”(・・・すみません、静岡弁です。・・・
嫌になっちゃう、という様な意味です)してしまう子がいます。
「すぐにできなくても大丈夫よ。ほら、こういう順番で練習すればね・・・!」
と、メトロノームに合わせて、手拍子でリズムをとるところから始めます。
楽譜にも、拍の頭に縦線を入れて、どの音符で”カチッ”と合うのか、視覚的にも
わかるようにします。
もちろん、拍子のことも、よーく考えてもらって、本人が、理論的にも納得できるように
導きます。
しっかり理解して、実践し、体で覚えるまでには個人差がありますが、みんなだんだん
メトロノームと”おともだち”(おおげさ?!)になります^^
・・・それでも、途中で、音をあげそうになる生徒さんもいます。
そんなとき、
「そうだね~。でも、あきらめずに続けていくのが大事だよ。先生と一緒に頑張ろうね。」
と励まします。
そして、気分転換になるように、こんな話も・・・
「メトロノームはね、ドイツのメルツェルさんが作ったのよ(←実際は一人だけの発明では
ないのですが・・・)。楽器を演奏する人がみんな、上手になるように。そしてね、この
メトロノームを、音楽家で初めて利用したのは、ベートーヴェンだったの。」
「・・・ベートーヴェンは、若いころからだんだん耳が聞こえなくなっていったの。メルツェル
さんの弟はね、困っているベートーヴェンのために、補聴器を作ってあげたんですって。」
すると、生徒さんたちの目が輝きだします。
「へえ~!そうだったんですか。その兄弟はやさしい人たちですね。」
・・・もちろん、私はにっこりしながら頷くのです。