2011.09.30
「先生、絶対音感は、
ないといけないものなのでしょうか?」
生徒さんの保護者の方から、時々聞かれます。
私の意見は、
「そうですね、あったら便利な能力と考えたら良いと
思います。」
・・・です。
絶対音感とは、基準音が無くても音の高さがわかる能力です。
ランダムにピアノの音を、ポーンと出して、その音名がわかるかどうかで、判断できます。
一般的に、7歳前後までのごく限られた期間にしか、習得できない力であると言われて
います。
非常に特殊で、貴重な能力のようですが、”絶対に”完璧に身につけなければいけないものだとは、私は思いません。
ただ、あれば、作曲したり聴いた音楽を楽譜に起こしたりという作業が楽です。
耳で聴いて、「あ、この曲弾きたい」と思った時、パッと弾けたり歌えたりしますので、
便利です。
音に対して、深い理解力を持ち、より豊かな感性を養えるので、”さらに音楽を楽しめる”、また、”より専門性を高める”という点では、もちろん「あったほうが、いい」ですね。
早期の訓練により、また、ピアノなどを習っていると知らず知らずのうちに、
その力を得ることができます。
(・・・ただし人によって、つく能力の程度には個人差があります)。
その時大事なことは、”本人が率先して、取り組む”ことです。
イヤイヤやらされることは、結局身につきませんから・・・。
さて、それに対して、コレは身につけた方が絶対良いのが、”相対音感”(ほかの音との比較で音を判断する)です。
手っ取り早く言えば、「あ、あの人は音痴!」とか、「あの人は上手!」とわかることです。
伴奏に合わせて音程よく歌えたり、合奏していて調子っぱずれな音を出さずに演奏できれば、言うことありませんよね^^
”相対音感”は、ほぼすべての人が本質的に持っています。音楽を聴いたり、演奏するには欠かせない必要な能力です。
ところで、写真は、絶対音感を訓練するプログラムです。
導入期のお子さんに時々使いますが、いろおんぷメソードといって、みんなが興味をひく、カラフルな色で音を区別し、音あてクイズをします。
音がわかったら、「ハーイ!」と子供が色紙(ドだったら赤)をあげます。
さらに、進んだらノートに音を書きとる聴音に移行します。
ただ、カワイの子供対象の楽器の色使いと違うので、それらと同時に使うことはできません(生徒さんが混乱するので)。
みんなが混乱しないように、使えるところをうまく使いながら、レッスンに取り入れています。
(最近はもっぱら、音源のCDだけを使っています^^;・・・もしくは、私がその子の進度によってピアノを弾いて、問題を出しています。)