2012.05.02
一年でもっともさわやかな季節になりました!
まさにこの曲がピッタリの、今日この頃です♪
「夏は来ぬ」 作詞・佐佐木信綱
作曲・小山作之助
一、卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早もきなきて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
二、五月雨の そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
(㊟↑賤の女=しずのめ、
がのちに”早乙女”に変わりました。)
玉苗ううる 夏は来ぬ
三、橘の 薫る軒端(のきば)の
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諫(いさ)むる 夏は来ぬ
四、楝(おうち)ちる 川辺の宿の
門遠く 水鶏(くいな)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ
五、五月やみ 蛍飛びかい
水鶏なき 卯の花さきて
早苗うえわたす 夏は来ぬ
明治29年「新編教育唱歌集(五)」に掲載されました。
作詞の佐佐木信綱は、万葉集の研究者で歌人。
文語体で綴られたその詞は、子供には難解でしょうけれども、
日本語の“美”がギュッと詰まった、すばらしい曲だと思うのです。
日本人独特の季節を楽しむ心、風流を味わう感性を見事に表しています。
そして、そのメロディも。
小山作之助は、言葉の語感を生かして作曲しています。
後世に残していきたい日本の歌の一つです。