2012.04.19
最近私が集中的にしていること・・・
それは、日々のレッスンに加え、
隙間時間をひねりだしての自分の練習だったり、
新しい生徒さんのための準備だったり、
発表会に向けての段取りだったり。。
水面下で、地味な仕事をしていることが多いです。
でも、みんなと会う時に先生がいつも見せたいのは、元気いっぱいの笑顔です♪
ですから見えない部分の課題も、地道ですが大事にこなしていきたいと思っています。
さて今日の写真ですが、先生方はご存じでしょう。
この、黒く塗られたケンバンの存在を(^^)。
”エクステンドベース”と呼ばれる鍵盤です。
ベーゼンドルファーの”インペリアル (Inperial)”と呼ばれる、最上級のフルコンサートグランドピアノ「モデル290」・・・。
優れた職人たちが、一台に一年以上時間をかけて手作りで製作することにこだわり続けている、ベーゼンドルフアー。
ベーゼンドルファーは、スタインウェイ、ベヒシュタインと並んで世界三大ピアノと呼ばれています。
この”インペリアル”は通常のピアノのケンバンより9鍵多く、97鍵です。
低音をより重厚な響きにするために、作られました。
単独で使用されるためというより、補助的に響きを加えるのが目的です。
このエクステンドベースがあることで、中低音の響きが豊かになりました。
どうして黒く塗ってあるのかと言うと、奏者が混乱しないように(目測を誤って、間違えて弾かないように)するためです。
昔は、この部分に黒いふたがついていたのだそうです。
このエクステンドベースを使用する楽曲は、
バルトーク ピアノ協奏曲第2番、第3番
ドビュッシー 「沈める寺」
リスト 「超絶技巧練習曲」第11曲”夕映えの調べ”
ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」~終曲”キエフの大門”
ラヴェル 「水の戯れ」 鏡~「道化師の朝の歌」 夜のガスパール~「スカルボ」
などです。
たいていはCDをちょっと聴いただけでは、このエクステンドベースを使っているなんてわからないですよね!
でもそこには作曲家の、ピアニストの、ピアノ製作者の”音”に対する深いこだわりを感じます。
私の仕事は・・・そこまでにはおよばないけれど、生徒のみなさんが気持ちよく演奏に集中できるように、いい響きが生み出せるエクステンドベースのような存在でありたいなと思います。