2012.04.13
「春のうららの 隅田川~♪」
この季節には必ず歌いたくなる曲ですね。
武島 羽衣(たけしま はごろも)作詞、
瀧 廉太郎(たき れんたろう)作曲の”花”です。
作曲の瀧 廉太郎は、当時の学校唱歌の
水準を上げるために自ら曲を作り、
明治33年に「四季」を出版しました。
”花”は「四季」の第一曲、春の部に当たるもので、
日本で最初の二部合唱曲です。
当時の人々にとって”二部合唱”という新鮮な響きは、どのような印象だったのでしょう?
きっととても驚いたと同時に、
感動したのではないかと推測します。
高等師範学校附属音楽学校(のちの東京音楽学校)に学び、首席で卒業。
当時から秀才といわれました。
惜しむらくは、その短すぎる一生・・・!
この”花”を発表した次の年に、これも有名な”荒城の月”を出版。
この年にライプツィヒに留学しますが、すぐに病に冒され(肺結核)、明治37年に23歳の若さで亡くなりました。
今の時代だったら、治療ができて健康を取り戻せたでしょう。
長生きして、もっとたくさんの曲を残して欲しかったなぁと思うのは、私だけではないと思います。
それだけ、日本人の心に響くすばらしい名曲を残してくれた方です。
それから、この曲の作詞は武島羽衣。
東京・日本橋に生まれ、のち東京音楽学校教授をつとめ、「美しき天然」でも知られています。
(「美しき天然」は少し難しい曲かもしれませんね。)
日本人の心・・・四季を愛で風情を楽しむ感性を見事に表し、後世に歌い継がれる歌を残してくれた偉人たちを、私は心から尊敬しています。