2012.03.25
「子供のころピアノを習っていたけれど、その時の先生が厳しくてピアノを途中で
やめてしまいました。でも・・・、ピアノ、やっぱり好きなんです!」
そうおっしゃる大人のかたが、時々私の教室に入会して下さいます。
そして、私とのレッスンの中で、
「ああ、こういう風なレッスンっていいですね♡」
と、気にいってくださることも多く、教える身としてはとても嬉しいです。
また昔の指の使い方で多かったのが、“一本一本指を高く上げて打鍵する方法”・・・。
かくいう私も、初歩の頃はその指導法で教わりました。
でも、その後他の先生に指導を受け、打鍵方法や音の出し方からすべて一からやり直しました。特に、外国で研纂を積まれた先生にはよく注意されました。
日本を代表するピアニストのお一人、中村紘子さんも、ジュリアードに入ってから打鍵方法を徹底的に直されてご苦労したそうです。
私も、自分なりに微力ながら努力し、今の”指は高く上げすぎないで弾く奏法”に落ち着きました。
この点については、先生によってご意見が分かれると思いますが、脱力がうまくできないと美しい音は出ない、ということは共通していると思います。
無駄な力は抜いて、効率よく打鍵する・・・。
先日、このお話を大人の生徒さんにお話ししたら、
「へ~っ!そうなんですか。びっくりです。私も、”指が弱いからもっと指、高く上げて。
もっと強く弾きなさい。”と言われ続けました。目から鱗です~!!」
と、おっしゃって私の奏法をマネして、なんとか楽にそしていい音で弾けるように頑張っていらっしゃいました。
ちなみに、上級の曲をお弾きになっています。
だいぶ、芯のある、丸みのある美しい響きのフォルテが出せるようになってきました。
手も疲れにくく、以前より楽に音が出せるようになったそうです。
最初の頃は、一曲弾くと結構手がしんどいです・・・とおっしゃっていましたが。
「・・・すばらしいです!いい音になってきましたね。お上手です!!」
と申し上げましたら、
「そうですか?すっごく嬉しいです♪」
と、いい笑顔を見せてくださいました。
いくつになっても、弾ける喜び、褒められる嬉しさは、体験したいですよね。
それを傍らで見て聴いている私も、とても嬉しいのです。