2012.03.15
今日午前中にラジオを聴きながら、
用事をしていました。
すると、”仰げば尊し”がかかりました。
今の時代、この曲を卒業式に歌うことは少ない
ですが、いまだに根強い人気があり、
この時期一番リクエストが多いそうです。
私も、この曲が大好きです。
歌詞は文語体で難しいですが、
意味を知っても知らなくてもいい曲だなぁ~と
思われる方もたくさんいらっしゃるのでは
ないでしょうか。
童謡も唱歌も、
日本人の心をまっすぐに表した、
すばらしい文化・芸術だと私は思います。
さらに日本の歴史や、その時代を生きた人々の暮らしぶりを伝える貴重な資料であり、
私たちの心の財産である・・・とも言えるのではないでしょうか。
星の数ほど存在する童謡・唱歌を、次世代を担う子供たちにたくさん聴いて欲しいです。
さて”仰げば尊し”ですが、この曲は作詞・作詞者未詳、明治17年に音楽取調掛から出版された「小学唱歌集(三)」に掲載されました。
古い曲ですね。
この時代は、作詞も作曲も”合議制”(複数の専門家が話し合って作る)でしたので、本当のところ誰が作ったのかはっきり分かっていません。
ところが、近年原曲は外国の曲だった・・・との発見があったようです。
ずっと日本の作曲家が作ったものだろうと言われていましたが・・・。
詞も、大槻文彦・里見義・加部厳夫の三人で練り上げたと伝えられていましたが、
どうやら原曲の詞を訳したもののようです。
師に対する謝恩の気持ちと、同窓に対する惜別の気持ちと両方を詠んでいます。
原曲の詞(英語)の内容をよく理解したうえでの、訳詞です。
私が初めてこの歌に出会ったのは、小学校の時でした。
小学生には内容が難しいので、先生が、意味をかいつまんでお話し下さったかも知れませんが、覚えていません^^;
でも、歌っているとなぜか心の中からいろんな思い出が湧き出てきて、胸が詰まった記憶があります。
その後も、卒業式の度にこの曲を歌いました。
楽しかったこと、辛かったこと・・・今でもこの曲を歌うといろいろな事を思い出します。
心に残る詞と音楽は、いくつになって聴いてもいいものですね。
記憶と名曲がしっかり一つのものになって、人々の心を癒してくれます。
”仰げば尊し”
一 仰げば尊し 我が師の恩
教えの庭にも はや幾年(いくとせ)
思えばいと疾(と)し この年月
今こそ別れめ いざさらば
二 互いに睦(むつ)みし 日頃の恩
別るる後(のち)にも やよ忘るな
身を立て名をあげ やよ励めよ
今こそ別れめ いざさらば
三 朝夕なれにし 学びの窓
蛍のともしび つむ白雪
忘るるまぞなき ゆく年月
今こそ別れめ いざさらば