2012.02.24
春は、植物も人間も成長する季節・・・♪
木々の新芽は伸び、
美しく良い香りの花を咲かせてくれます。
子供たちの背も伸びて、
みんな一つずつお兄さんお姉さんになって行きます。
それは、ピアノも同じ・・・??
いいえ、このピアノはもともと背が高かったのです。
「ジラフ・ピアノ」と言って、
グランドピアノのフレームを、
まんま縦にヨイショと起こした形をしています。
背が高くてきりんのようなので、
「ジラフ(giraffe=きりん)・ピアノ」という名前が付きました。
アップライトピアノの走りとも言える楽器です。
写真のジラフ・ピアノは、2メートル以上の高さがあって、間近で見るとなかなかの迫力です。
グランドハープにも見えるし、面白いな~と思います。
チェンバロの弦を縦方向に張って縦型にした、「クラビシテリウム」という楽器がありますが、ピアノもコレに真似て、縦型にしようという発想で生まれたのが「ジラフ・ピアノ」です。
家庭でも置き場所に困らないように、コンパクトな形に改良したのです。
アメリカの、ジョン・アイザック・ホーキンズが1800年に現在と同じ形のアップライトピアノを完成させました。
縦型のピアノの中でも「ジラフ・ピアノ」はヨーロッパで作られた古い時代の楽器です。
ジラフ・ピアノ (ニューヨーク) 19c
全高 230.0㎝ 85鍵 浜松市楽器博物館蔵