2021.01.29
新型コロナウイルスが蔓延し始めてから、レッスンへのご家族の付き添いを、ご遠慮いただいています。
どの生徒さんも、部屋に入ると自分で鞄から楽譜などを出し、片付けまでをひとりでする必要があり、レッスンでの受け答えも、全部自分でしなければならない為、この1年で、その姿が変わってきました。
保護者の方の付き添い時があった頃、鞄に楽譜をしまう、鉛筆を出す、鞄を持つなどの場面で、「ママー、やってー」と甘えていた子達が、何も言わなくても自分でするようになりました。
レッスン中、私からの問いかけの度に、黙ってお母さんの方を向いて意見を聞こうとしていた子は、自分で考え、自分なりの言葉などで表現し、答えるようになりました。
小さくても、習い始めのお子さんでも、ひとりでレッスンを受けることにより、自分で頑張ろうとし、聞く力や考える力をつけていけるであろう、という風に、これまでも感じていましたが、目の前にある生徒さん達の姿と共に、それは今、確信へと変わっています。
演奏そのものや、ピアノに対する姿勢にも現れており、自立する力が、音楽的自立にも繋がっているのだなと。
生徒さんがレッスンに集中出来て、それぞれの力や魅力、個性を引き出せるので、コロナ終息後も、出来るだけ生徒さんひとりでレッスンを受けられた方が、良いのかも知れません。