2016.05.25
幼児さんでも大人の方でも、
初めてピアノを習いに来て下さった方の
手指の動きを見てみますと、
手が、指と指の間が、パぁ~っと思いきり開かない、とか、
中指~薬指~小指は、ほとんど1本ずつ動かせなくて
くっついて一緒に動いてしまう …
という場合が多いです。
普段普通に生活する中では、
お箸やえんぴつ、はさみなどを使うくらい…?
いえ、
パソコン、ゲーム …
歯磨き、着替え、ペットボトルふたの開け閉め …何をするにも、
手を使う場面は多々ありますが、
ほとんど親指と人差し指、中指の動きで、
薬指、小指は添える感じですものね。
それを、ピアノレッスンでは、
指が、1本1本独立して思うように動いてくれるように
曲を弾きながら、練習、訓練していきます。
でも時々、
ピアノ初めての小さいお子さんでも、指と指の間がしっかり広がって手がよく開く、
中指~薬指~小指も1本ずつよく動く方もいらっしゃいます。
いつもよく使って、いっぱい動かしておられるんでしょうね。
お子さんの場合は、遊びの中で手指をしっかり使いましょう。
外遊びでは、鉄棒、ジャングルジム、ブランコ …などを、しっかり握る。
砂遊び、どろんこ遊び、ねんど遊びなども、全部の指、手全体を使って遊びますね。
室内では、ブロック、パズル、折り紙、工作(はさみ、のり)、指遊び、手遊び …などなど。
遊びの中で、また、洋服のボタンはめや、着替え、歯磨き、
お食事時のお箸、ジャムやソースの瓶のふた開け閉めなど、
生活習慣面の中でも、手指をしっかり使って、鍛えていっちゃいましょう~。
大人の方も、家事や作業、ちょっと意識して手指を使ってみるといいかもしれません。
時々いてはるゲームボタンの連打のめちゃめちゃ速いお子さん。
これも毎日の練習の賜物???(^_^;)
そして、
つかむ、つまむ、お箸もえんぴつもはさみも…
指先を使う時って、いつも常に、
関節は伸ばしたままではなく、全部曲げていますよね。
そして指先以外は脱力している。
ピアノを弾く時も全部の関節を曲げて、まぁるい手の形で弾きます。
肩や腕の脱力も大事です。
指先が鍵盤にあたる角度は45度くらいがいいといわれています。 (^o^) /