2015.07.22
最近…
毎日練習してくる小学生の生徒さんが増えました。
私自身は、小学生の頃は、あまり練習する子ではなくて、
ただただ、好き!楽しい!で、気が向いたら練習して、のんびり続けていました。
ピアノに目覚めてバリバリ練習しだしたのは、中学生からなので、
出席ノートの、練習チェック欄を見ては、
「すごい~!毎日練習してるやん。頑張ってるね~。」と、
率直な感想を言っています。
すると…
「だってさぁ~、○○の曲弾いてたら、楽しすぎてぇ~!
早く最後まで弾けるようになりたいから、
もう、毎日弾きたくなっちゃうねん~(*^_^*)♪」と、生徒さん。
昨日は弾けなかったところが、練習をすると、たとえ少しでも
確実に弾けるようになって、自分の手から音楽が流れだす喜び!
その喜びを味わいたくて練習したくなる!
理想的な姿ですね。
こうなれば、手洗いやうがい、歯磨きのように、
毎日の習慣として練習できるのですが、
やはり、最初から1人で毎日練習できる子は、マレです…。
習慣づくまでは、おうちの方の協力は大切です。
1日10分、1曲1回でいいので、毎日弾くよう声かけしてもらえるといいですね。
そして…
毎回毎回、スゴイスゴイと褒めなくてもいいんです。
「きのう、ここ出来なかったのに、今日はできたね。」
「きのうより、つっかえなくなったね。」
「今週は毎日練習できたね。」etc...
出来るようになった部分を、明確に言葉に表して認めてあげるといいと思います。
そうしているうちに、褒めてくれる人がいなくても、
練習したら弾ける喜び、曲を完成させる喜びを目指して、
褒められるためにやるんじゃなくて、自分が納得、満足できるように、
1人で練習していけるようになってくると思います。
以前、スーパー保育士と呼ばれている‘原坂一郎さん’の講座を聞きにいった時も、
「スゴイスゴイと、褒めまくらなくていいんですよ。
くつ、ちゃんと並べてるね。
あいさつちゃんとできたね。
できた事、頑張った事を、その場でスグ、認めて言ってあげてくださいね。」と
おっしゃっていました。
子育て全般に言える事ですね。
この方、職場の女性保育士にも、「先生、髪切りましたね。」
「美容院行ったんですね。」…気が付いたらスグ言うそうです。
そしたらね、「かわいい」とか「ステキ」とか一言も言ってないのに、
「そうやね~ん。気づいてくれたん~。」と…
みんなすごい喜ばはるんです。と、例え話をされていました。
なるほど、そうですね。わかりやすい例え。気づく。認める。言葉で言う。ですね。
ただ、休息日、逃げ場も必要。
「平日がんばって練習したら、土.日.は、練習もお休みしていいよ。」と言っています。
反対に、平日時間がなくて、土.日.に練習するという生徒さんもいますので、
そういう方は、平日できないぶん、土.日.に練習する事が習慣づくといいですね。
でも…
ピアノがおもしろくなっちゃった子は、「休んでいい」と言っても、
毎日弾いてきます。うれしい姿です。(^o^)。