2015.02.14
こちらの「愛のロマンス」→
「禁じられた遊び」という題名で、ギターでの
演奏のほうが、ご存じの方が多いかもしれません。
今週のレッスンで、小3の生徒ちゃんが、
この曲を仕上げて、花丸✿となりました。
‘ピアノひけるよ シニア3’という曲集に載っています。
この曲、学習のポイントがいっぱい!
・3声の役割と音量バランス ・左手2声の弾き方 ・ABA3部形式
・D.C. Fine ・転調 …など、
なんといっても、3声部を、左右2本の手で弾かないといけないので大変!
左手で2声分弾きます。
小指又は薬指は、押さえたまま(バス)、親指&人差し指、又は、親指&中指を、
タリラリラリ… タリラリラリ… と(テノール)動かさなくてはいけません。
1週間に2段ずつ練習していきました。
教材が進んで難しくなってくると、初期の頃のように、1回2回のレッスンでは
仕上がらなくなり、1曲に1か月くらいかかるのも普通になってきます。
‘できないー!’‘イーッ!’とか‘メソメソ…’とかならずに、
(時にはなるかもね(^_^;)それもOK!)
少しずつコツコツと根気よく練習、努力して、
↓
1曲通してスラスラ弾けるようになる達成感を味わう。
↓
弾けると楽しい、気持ちいい、癒される…
自信がつく、力がつく、実力となる!
↓
また次の課題へ。努力の始まり。
ピアノのレッスンは、この繰り返しです。
勉強、スポーツ、仕事…すべての事にもつながりますね。
さて、楽譜どうりに弾けるようになったら、「イメージして弾く事」も大事。
そのために、作曲者や、曲の背景についても勉強します。(年齢や進度に応じて)
難しいなぁ…と感じるかもしれませんが、
「楽しくてルンルンしてる感じ」「悲しい感じ」
「馬がパッカパッカ走ってる感じ」「小鳥がピピピ…と鳴いてる感じ」 …
まずは、このようなイメージからでいいんですよ。
それに、イメージって人それぞれ自由。正解も不正解もありませんしね。
ただ音符を追って弾いているのではなく、
「頭の中、心の中にイメージをもって弾く」と、音楽がグンと表情豊かになります。
レッスン初期のころの教材では、「こいぬのマーチ」「まめまき」「子守唄」…など、
題名も具体的で、歌詞や挿絵もあって、イメージしやすいものが多いですが、
「愛のロマンス」 …う~ん抽象的…。しかも「愛」!
小3の生徒さんにイメージできるかな…と思いましたが、
この生徒ちゃんは、転調、長調、短調、などお勉強した事や、題名、曲の雰囲気から
しっかりと、自分なりのイメージをもってくれました。
「こうなって…こうなって~こうなった…って感じかなぁ」と。
‘え~!すごいやん~○○ちゃん!’思わず脱帽…の私。
ぴったりすばらしいイメージだったので、‘ブログネタにしていい?’って聞いたら、
「え~。はずかしいや~ん。名前ださへんかったらいいよ~」って言ってくれましたが、
どんなイメージかは、○○ちゃんと私のヒミツ。ナイショにしておきます。
いつも前向きで、コツコツ頑張る事のできる○○ちゃん。
次の曲も、一緒にがんばろうね~(*^_^*)♪