2016.05.19
良く晴れて気持ちの良い一日でした。
シューマンの歌曲集「詩人の恋」の中に「
Im wunderschönen Monat Mai(素晴らしく美しい五月に)」というとてもロマンチックな歌曲がありますが、五月は一斉に花が咲き、鳥も虫も飛び回り、生命力に満ちた素晴らしい季節だと思います。
日本の場合は梅雨と猛暑前の束の間の幸せな季節…でしょうか。
こんな素敵な日なのに、今日も人身事故がありました。
そういえば五月病なんていうのもありましたね…。
レッスン前に調律をしてもらう予定だったので早めにうちを出たのに、新宿で足止めされてしまい教室に着いたのは約束の時間ぎりぎりでした。
本当は先週調律をしてもらう予定でしたが、調律師のSさんのお母様が亡くなり、北海道に急遽帰省することになったので、一週間延期になっていました。
1時間程で調律は終わり、ピアノはまたきれいな音になりました。
半年前に調律したのに、音がかなり狂っていてここ何週間か気になっていました。
Sさんのお話では原因は昼夜の温度差のこともあるけれど、音楽教室のピアノは色々な人が色んな弾き方をするので音が狂いやすいとのことでした。
教室と同じだけ年をとったピアノですが、もうひと頑張りしてもらいましょう。
調律したばかりでステキな音が出るピアノを最初に弾いたのは、年長組のS君でした。
気持ちのよい天気で、眠くなってしまったのか、S君は居眠りをしながら教室に入り、机に座るとこっくりこっくり…ピアノも半分寝ながら弾いてました。
昨日変な時間に寝て、変な時間に起きたら、今日は眠くてしかたが無い状態になったようです。
お母さんがS君に、ピアノをちゃんと弾いたら「ガリガリ君」を購入すると交換条件を出したら、やっと目がパッチリ開いて、なんとかレッスンが無事に終わりました。
S君の次に来たのは小学校6年生のNちゃんでした。
教室に入るなり「疲れた~、眠い~」と言いました。
またあ!?と思いつつもその理由はすぐに分かりました。
21日に運動会があるので、その練習でヘロヘロになっているのでした。
床に倒れ込んだNちゃんは、ドラマでよく見る居酒屋でくだをまく酔っ払いのオジサンのように、世の中の理不尽さへの文句を言い始めました。
「毎年毎年、体が大きいからって組体操の土台ばっかやらされて嫌だよ。重くて。3人も上に乗るんだよ。なんでいつも下なの…(以下文句が続く)」
一通り組体操の文句は聞きましたが、受験生でもある彼女の、世の中に対しての文句は止まらず…。
季節のせいでしょうか、最近眠そうな生徒さんが多い気がします。
ピアノ教室が、スイミングスクールならぬ睡眠スクールにならぬよう、体調を整えて教室に来てくださいね!
★教室ホームページ「教室日記5月」に他の画像もあります。→primaton.info