2015.07.30
教室にはレッスンを待っている生徒さんの為に、本がおいてあります。
童話やゲームの本など色々ありますが…その中に皆さんが気になりつつも開けるのにちょっと躊躇してしまう本が1冊あります。
「ミョーな昆虫」という本で、サイズは豆本ですが、総カラーの昆虫図鑑でなかなか読みごたえがあります。
ミョーと言うくらいなので、変わった形、生態の昆虫が載っていて、珍し物好きの私にはたまらない1冊です。
そんな私と趣味を同じくする4才のS君は、この本がお気に入りです。パラパラめくっては、不気味な虫を見つけて(殆どが不気味だけど)喜んでいます。
いつものようにS君が昆虫を見て喜んでいると、お母さんが「先生、そういえば今朝お庭でナナフシを見つけたんですよ。」と仰って、スマホに保存してある画像を見せてくれました。
室外機か何かに長い足を広げて、竹の小枝のように細長い体を支えているのは、まぎれもない昆虫のナナフシでした。
自宅では見かけないのですが、緑が豊かな調布ではポピュラーな昆虫なのでしょうか?
図鑑でしか見たことがない虫なので、今度教室の周辺を散歩する時には、注意してナナフシ見つけをしてみようと思います。
ナナフシも驚きですが、更に驚くべきものを教室で発見しました。
ベランダの室外機の裏で鳥が産卵しました。
花に水をあげる為にベランダに出たら、鉢に刺す金属製のピックが1本無いことに気が付きました。
狭いベランダをざっと見回しても無いので、室外機の裏をみたらピックがありました。小さな卵の横に…。
かなりアバウトな性格の鳥ようで、巣らしい巣を作らず、申し訳程度に枯れ枝を集めて、風で角に寄ったブーゲンビリアの花の横に卵を産み落としていました。
獣医を目指しているNちゃんに鳥が産卵したことを教えてあげたら、それを見たいと言い出しました。
サンダルを履いて、ベランダに出たNちゃんが「はっ!?」と小さな悲鳴をあげました。「い、いま小さな鳥みたいのが穴の中に入っていきました!」と普段あまり表情が表にでないNちゃんが興奮気味に言いました。
穴とは、お隣のベランダへと続く雨どいが通っている通気口のようなもので、人が来たのでそこに避難したようでした。
そういえば、一週間位前に1羽の鳩がベランダを歩いていました。多分それが卵の親だと思いますが、今の所ポッとも鳴かないのでなんとも言い難いです。
それにしてもこの卵、どうしましょう…。あ~いやだ。