2014.08.09
来週は教室が夏休みになります。そして今日が最後のレッスン日でした。
いつもはレッスンが始まってもなかなか弾きださないE君が、今日はさっとピアノに座って宿題の曲を弾き始めました。
ちょっとリズムが変でしたが、練習の跡がみられました。
実は昨日E君の妹がレッスンに来た時に「お兄ちゃん、今日は沢山練習してたよ。」と言っていたので、少し楽しみにしていました。
サッカー少年のE君が少しでもピアノが好きになるように、彼が興味を持ちそうな曲をピックアップして宿題に出しています。
例えばサッカーの応援曲…ヴェルディのオペラ「アイーダ」の凱旋行進曲や、スコット・ジョプリンの「エンターテイナー」等…を彼が弾きやすいようにアレンジして、楽しくレッスンできるように工夫をしています。
そんな中、今日E君が興味を持ったのはペダルでした。
偶然左のソフトペダルを踏んだら鍵盤が右に動いたので、一瞬驚いてその後は何回もペダルを踏んでいました。
ソフトペダルはその名の通り踏むと音が柔らかくなります。
鍵盤とアクションが右に移動する事によって、ハンマーが一度に叩く弦の数が3本から2本に減ったり、あるいは2本や1本叩いていたハンマーは端の方が接触するようになって、音色が柔らかく変化するのです。
口で説明してもわかり辛いので、このペダルを多用するドビュッシーの曲や、ペダル無しには弾けないショパンの曲等を弾いてみました。
床に座り込んで神妙な顔をして聞いているE君に、一生懸命練習すればきれいな曲が沢山弾けるようになるよ…と言うと更に神妙な顔になりました。
次回のレッスンの時に劇的に変化することはないでしょうが、少しでもE君がピアノに興味を持って、たくさん練習をしてくれれば…と思います。
話は変わりますが、昨日つつじヶ丘駅にある花屋さんの店舗の壁に、燕が巣を作っているのを見つけました。
巣の下には段ボールでできたトイレまで設置してあります。花屋さんが作ったのでしょうか…。
巣には3羽ひながいて、かなり大きくなっているのに親が飛んでくる度に、黄色い口ばしをパクパクさせていて、とてもかわいいです。
今日は燕の写真を撮りました。
3羽のひなを見ていたら、E君と彼の弟や妹の元気な顔が浮かんできました…。