2014.05.17
良く晴れた気持ちの良い一日でした。
5月は一年で一番過ごしやすい季節かもしれません。暑くもなく、寒くも無く、身も心も軽くなる思いがします。
学校は運動会のシーズンに入り、どの生徒も運動会の練習の様子や、自分が出る競技種目の話をします。
なかには学校から直行で体操着のままレッスンに来るという強者までいます。
体操着で思い出しましたが、大学時代こんなことがありました。私のピアノの先生は半端ない遅刻魔でした。
大学のレッスン室の前で緊張しながら先生を待っていると、もうレッスン時間も終わるという頃に先生がやってきて「ごっめんなさ~い。もう今からじゃレッスン出来ないわね。3時にもう一度来てくださる?」とおっしゃるので、「3時前まで体育の授業があって、着替えがあるので3時には来られません。」と言うと「3時に来てくださらなかったら私、帰るわよ。」と先生が答えられて、えぇぇっ!!!!とその大胆な理不尽さに驚いた思い出があります。もちろん必死に着替えて3時にはレッスン室にはいましたが…。
でも私はその先生が大好きでした。厳しく怖い先生でしたが、いつも真剣に出来るまで妥協しないで教えてくださった先生には感謝の気持ちしかありません。
自分が教える立場になると、妥協しない厳しさはとても難しいことがわかります。
さて、今日は教室一のやんちゃ坊主、E君のレッスンでした。いつも時間通りに来るE君が5分経っても来ないので、職場で仕事中のお母さんにメールしました。
すると程なく電話がかかってきました。運動会の練習が長引いてまだ帰宅していないとのことでした。少し経つとお母さんから「今帰宅しました。向かわせます。(運動会の練習はあったけれど)体力は無駄にあるので疲れは無いと思います。スパルタご指導お願いいたします。」とのメールがありました。
少し待っているとサッカー日本代表のレプリカユニホームを来たE君がやってきました。
いつものやんちゃさは無くとても素直で、一生懸命ピアノを弾いていました。
運動会の練習のお蔭か、お母さんがおっしゃる無駄な体力がそぎ落とされて、とてもレッスンがはかどり(?)ました。
…いつもはゴロゴロ床に転がるは、レッスンに関係ない曲を弾きだすは…私はモンスターならぬ、モンク(文句)ターと化しています。(-“-)
今日の彼は、スパルタ指導をしなくても、楽典もピアノも真面目に取り組むことができました。
いつもこんなだといいのですが…。
運動会は5連敗(小学校入学以来勝った事が無い)だそうなので、小学校最後の運動会は勝てるようにエールを送ってレッスンを終了しました。