2014.03.30
今日はサントリーホールにコンサートを聴きに行きました。
先日生徒のFさんから音楽会のチケットを頂いて、楽しみにしていたコンサートでした。
プログラムはベートーヴェン作曲ピアノ協奏曲第5番「皇帝」とシューベルト作曲交響曲第2番でした。
演奏はドイツ人ピアニストのゲルハルト・オピッツさんと東京交響楽団、演奏指揮がユベール・スダーンさんでした。
スダーンさんは10年間東京交響楽団を指揮して、今月の公演が最後の公演になるそうです。
プログラムも魅力的ですが、スダーンさんの最後の東京公演ということもあって、ホールに入るといつもの公演とは違った賑やかさが感じられました。
1部の「皇帝」は有名な曲ですが、表題どおり勇壮な感じの曲で、ベートーヴェン自体も作曲のスケッチ帳に「戦闘へ、歓喜の歌」「攻撃」「勝利」といった言葉を書き込んでいたそうです。
でも、今日の演奏は優雅で軽くて、心弾む春のような素敵な演奏でした。オピッツさんとオーケストラの息もぴったりで、スダーンさんの指揮は本当に素晴らしかったです。
休憩をはさんで2部のシューベルトもオーケストラがまるで一つの楽器であるかのようにまとまって、シューベルトが望んでいた以上の演奏だったのでは…と言っても過言ではない程の演奏でした。
私はスダーンさんの演奏がもっともっと聴きたくなりました。
教室の発表会が夏にあります。もうそろそろ生徒たちの演奏曲を決めなくてはなりません。
ピアノの先生は、いわば指揮者のようなものです。指揮によって演奏が変わるように、沢山の先生が集まって合同発表会を開催すると、それぞれの先生の色がはっきりと生徒の演奏に映し出されます。
もちろん練習不足や、あがってしまっていつもの力が出せない生徒もいますが、そういう事を考慮しても生徒が鏡のように先生の指導を映し出します。
なかなかエンジンがかからない生徒、部活や塾でやたら忙しい生徒…。早く曲を決めて練習しないと発表会に間に合いません!!!それもこれも指揮者の責任。選曲は毎年悩みの種です。(T_T)