2021.09.01
午後になると雨が降り出し、遠くで雷の音が聞こえる不安定な天気でした。
雨が降り出す少し前に、Yちゃんがメダカを取りに教室に来ました。
自宅で飼っているメダカが6月頃から卵を産み出して、あれよあれよという間に増えに増えて…。
ネットでメダカの増やし方を勉強したので、死亡率が低く、すくすくと200匹近くの子供が育ちました。
夏休み中に、いつもお世話になっている楽器店の営業マンに40匹ほど差し上げました。
偶然家が近いので、彼は自転車に小さな水槽を載せて、メダカのお迎えに来てくださいました。
5匹くらい分けてもらえるのかと思いました…と言う彼の目は、40匹の子メダカを見て、メダカのように泳ぐのでした…。
ご自宅に帰り、大きな水槽を出されたようで、後で送って頂いた写真には、水草の森付き、広くて素敵な超豪邸で悠々と泳ぐメダカたちが写ってました。
残りのメダカは教室のメダカ好きの生徒さんたちに差し上げることになりました。
そして今日、そのうちの一人、Yちゃんがメダカを取りにきてくれました。
ニコニコしながらメダカを受け取るYちゃん。
「気をつけて帰ってね。転ばないように…」
普段から活発なYちゃんですが、メダカを持ち帰るのだから静かに帰ると信じてドアを閉めました。
窓の外を見ると、Yちゃんがスマホの操作をしています。
きっとお仕事中のお母さんにメールでもしているのでしょう。
歩きスマホはやめなさい!とYちゃんに念力をおくりました。
右手にはメダカが入った袋をさげてます。
ブラーン、ブラーン左右に袋がゆれます。
帰宅するまでに、メダカが目を回さなければいいなあ…。
ちょっと心配になりました。
レッスンが終わる頃、Yちゃんのお母さんからメールを頂きました。
「帰宅して幹之と対面しました。すごくきれいですね。メダカとは思えません。どうもありがとうございました。」
どうやらメダカは無事に新居に着いたようです。