2020.12.28
カラカラ天気が続き、空気が乾燥しているせいか、ピアノの音がおかしなことになっていました。
今日はレッスンがお休みでしたので、調律を依頼しました。
教室に到着すると、早くも玄関前に門松が飾られていました。
毎年一年の幸福を祈って門松を立ててくださる大家さんに感謝しながら、玄関を通り抜けました
調律師のSさんはピアノの調子を見る為に軽く和音を弾きました…。
「これはだいぶ狂ってるなあ…。寒暖の差でこうなるんだよね。」とつぶやきました。
調律は大体1時間で終わるので、その間に仙川まで買い物にいきました。
ホームセンターは例年通り賑やかで、一瞬コロナ禍を忘れてしまいますが…それを「油断」と言うのでしょう。
必要なものを買って、そそくさと教室に帰りました。
調律は最後の仕上げだったのでしょう、私が教室のドアを開けるときれいな和音の音が聞こえてきました。
Sさんが「先生、試しに弾いてみて」というので、試弾してみると気持ちの良い音が響きました。
これで新年も新鮮な気持ちでレッスンが出来る…!と思いました。
Sさんにお茶をお出しして、ゆっくりして頂こうとしたら、もう帰り支度をしています。
領収書を記入したと思ったらコートを着て…。
やはりコロナを気にされて、必要最短の時間でお仕事をされているのでしょうか。
それにしても帰り支度が早い…。
楽器店の調律師だったSさんは、以前調律をしたあとはゆっくり色々なお話をされました。
調律の話、趣味の釣りの話、二人のお嬢さんの話…
今は定年退職されて、個人で仕事をされています。
これもコロナのせいでしょうか。
個人個人のつながりが段々薄くなっていくのも寂しいですね。
…でももしかしたら駅前のコインパーキングに駐車している車が気になっていただけかも…。
と一瞬思いましたが、そんな方ではありません。
Sさんは。多分。