2019.01.20
教室では、親子でピアノを習っている生徒さんが何人かいます。
Rさんもその一人で、お嬢さんと一緒にピアノを習っています。
Rさんは中国出身で、レッスンの時に色々と中国の話をしてくださいます。
中国の面積は日本の約30倍、人口は約10倍、平均的な月給は10万円位で定年後もらえる年金は8万円くらい…。
日本の人口密度や、年金制度が考えさせられてしまうような話も聞かせてくださいます。
そんなRさんが突然「私は9月からビールを飲むのを止めました」と仰いました。
そういえば一頃よりお痩せになったようなので、私は「それで痩せたのですね!」と言いました。
するとRさんは「日本のビールは美味しいから」と仰いました。
中国のビールは価格を抑える為、材料のコストを下げているようで、どうしても味が落ちるようです。
というのも所得に格差があり、高品質な物を作っても、買わない、買えないような人もいるそうです。
そんな社会的なお話もされますが、今日は音楽のお話を聞かせてくださいました。
「先生、ジャスミンという曲と、梁祝(Butterfly Lovers)という曲を知っていますか?中国人なら誰でも知っている民歌です」
申しわけないのですが、2曲とも存じ上げなかったので、「どんな曲ですか?」と質問しました。
Rさんはスマートフォンを取り出し2曲を聞かせてくれました。
ジャスミンはどこか懐かしい感じがするかわいらしい曲、梁祝は哀愁が漂う曲でした。
「梁祝」は中国版ロミオとジュリエットのような悲恋を題材にしているそうです。
身分の違いから結婚を家族に反対された恋人が、死をもって結ばれる…最後には一対の蝶となって空を舞う…なんともロマンチックな曲です。
ご興味がありましたらこの2曲、皆さんもご視聴ください。
素敵な曲です。梁祝は少し映像が古いようですが、中国の弦楽器を使って演奏されています。
「梁祝」はこちらをクリック
https://www.youtube.com/watch?v=nIPrhdzryiU
茉莉花(ジャスミン)はこちらをクリック
https://youtu.be/b_ZK1-CY-b0