2018.01.22
寒い朝でした。
そんな中、生徒の皆さんは元気にレッスンにいらっしゃいました。
Sちゃんは、いつものんびりムードの女の子ですが、教室に着くなり「今、来るときに変な人がいたよ」と少し興奮して言いました。
その「変な人」は、Sちゃんの通っている学校の前あたりで、独り言を言いながら歩いていて、しかも「(ズボンの)前が全開」だったそうです。
身が引き締まるような寒い朝に、全開…。いったいどうしたのでしょうねえ。
Sちゃんに「前、開いてますよ、なんて言えないしね…」と言いました。
そして私が高校生だった頃の、思い出話をしました。
高校2年生くらいだったでしょうか…。
席替えがあり、私は最前列中央の席になりました。
お隣はヴァイオリン科の繊細そうな男の子。
ある日の国語の授業の時に、それは起きました。
黒縁の眼鏡に、少し癖のある黒髪を七三に分けた、国語の先生がいつものように教壇に立ちました。
人気がある先生で、なかなか素敵な先生です。
先生が教壇に立つと、私の目線は先生の腰のあたりの高さです。
先生はいつものように、教科書の説明をされています。
先生に目を向けると、なんと「全開」。
当時、花も恥じらうような年頃の私は、隣の男子に「先生、全開だよ」なんてことは言えず、驚きと笑いをひたすら堪えるのがやっとでした。
そして、先生が板書を始めて、再びこちらを向いた時…!
先生はいつものきりりとされたお姿になっていました。
全開にお気付きになったのでしょう…。
私は、さっきとは違った驚きと笑いがこみあげて、大変でした。
先生は、何事もなかったかのように授業をされてましたが。
そんな私の昔話を、笑って聞いているSちゃん。
朝から「変なおじさん」に会って、お気の毒でした。
さて、今日は生徒さんからかわったお土産を頂きました。
科学未来館の「ミドリムシクッキー」
「先生は、変わったものがお好きだと思って…」とのお言葉を添えて…。
有難うございます。
健康の為に、美味しく頂きたいと思います!
★日記は1月20日(土)ぶんです。