2017.12.01
いよいよ11月も終わりです。
気が付いたらもう30日!!!という、慌ただしい11月でした。
クリスマス会も間近です。
今年はゲストのコーナーで、友人に朗読をしてもらいます。
彼女はもともとアナウンサー志望で、今は朗読の勉強をされています。
先日、その友人に教室に来て頂いて、朗読と合間に入る音楽の打ち合わせをしました。
最後まで読むと15分ほどかかりました。
生徒さんの演奏や、プレゼント交換などの時間を考えると、例年の60分では収まりそうにありません。
というわけで、今年のクリスマス会は70分になります。
さて、今日のレッスンは、大人の生徒さんから始まり、大人の生徒さんで終わりました。
最後にいらしたWさんは、キャリアウーマンでありながら、チャーミングでユーモアに溢れ、とても素敵な方です。
私も、とても楽しくレッスンをしています。
お母さんでもあるWさんは、お仕事の後、いったんご自宅に戻り、ご家族の夕飯を作ったあとに教室にいらっしゃいます。
今日もお嬢さんの夕食を作ってからのレッスンでした。
30番ツェルニーを弾いていて、私が何か注意をして手を止めた時に、Wさんが「指がにんにく臭ーい」と言い出しました。
指を止めた時に、何かの拍子で顔の側に指がいった時の事です。
娘さんは、小学校6年生ですが、にんにくが大好きで、今日も沢山にんにくを刻んでいらしたそうです。
今日は、Wさんのあとにもう一人生徒さんが臨時で入るので、いつものようにのんびりレッスンができません。
にんにくの臭気を気にしているWさんに、その旨をお伝えすると、「えっ。臭くなってないかな」と言いながら鍵盤に鼻を近づけました。
…その姿と、ご本人の恰好良さがマッチせず、おかしくてたまりません。
次に来る生徒さんを気遣っての行動ですが…。
それからWさんとは、にんにくの話が続きました。
「にんにくは、刻むと大変だから、すりおろしたらどうですか?生にんにくで食べるとか。(冗談ですよ)」
Wさんが笑いながら「えーっお腹が痛くなっちゃう。にんにくって凄い殺菌力なんですよね。先生が前にお話ししていた水虫の話。」と言いました。
Wさんが言う「水虫の話」とは、私が以前習っていたドイツ語の先生の水虫撃退法の話です。
そのオーストリア人の女性の先生は、水虫に感染したことがあり、水虫を治すためにスライスした生のにんにくを足の指の間に挟んだそうです。
水虫は、かなりしつこい病気だと聞きますが、この荒療治のお蔭で、数日で水虫が退散したそうです。
彼女は言うには、その際、にんにくが指に滲みて、激痛が走ったそうです。
まさに、にんにくに対して、水虫が負けるか、指が負けるか、瀬戸際の闘いの末、彼女の指が、水虫にもにんにくにも勝ったという武勇伝を聞き、その先生の強さに感心したことがありました。
そのお話を、何かの機会に、Wさんにお話しをしたことがありました。
Wさんがにんにくの殺菌力のお話をしたので、私も「そうですよね。生のにんにくなんて大量に食べたら、大腸菌とか乳酸菌とか、皆死んじゃいそうですよね。」と言いました。
するとWさんは「わー、乳酸菌かわいそう。ただでさえ弱いのに…」と、ご自身が瀕死の乳酸菌のようになって震えながら身を縮めました。
「はいはい、死にそうな乳酸菌になってないで、さっさとピアノを弾きましょう。」
今日も楽しいWさんのレッスンが始まりました…。
( *´艸`)
★日記は11月30日ぶんです。