2017.07.27
今日は発表会でした。
今年は開演が4時半からだったので、小さな生徒さんたちは疲れてしまうのでは…と心配していましたが、朝から降っていた雨は午後には止み、連日の猛暑も影をひそめ、天気に恵まれた発表会となりました。
会場に続々と生徒さんが到着しますが、 殆どの生徒さんが寡黙、あるいは無表情…緊張しているんだな…と、思いながら励ましの言葉をかけました。
そんな中、小学生のSちゃんのお母さんからメールが着ました。
「すみません、本日ギリギリに到着しそうです。」
えっ!前から数えたほうが近いプログラム番号のSちゃんが…!!
出欠をとっている受付の先生に事情をお話して、到着次第舞台の袖に呼んでもらうことにしました。
あとからSちゃんのお母さんが遅刻の理由をお話してくれました。
電車の方向を間違えて逆方向に行ってしまったそうです。
不慣れな場所に行くとこんなこと、ありますよね。
Sちゃんが時間になっても来ないまま、発表会が始まりました。
オープニングのY君はいつも通り落ち着いた演奏をして無事に終了。
その後発表会に初めて出演するNちゃんが緊張しながらも、堂々とした演奏を披露。
Sちゃんがやっと舞台袖に到着。まもなく、出番となりました。
到着はギリギリセーフでしたが、演奏は落ち着いていてホッとしました。
合同発表会なので、色々な先生の生徒さんが出演する中、プログラムの中盤は殆どが教室の生徒さんです。
幼稚園が一緒、学校が一緒、児童館で顔見知り、袖で待機する生徒さんは緊張もあるけれど、前に演奏する仲間の演奏を聴いてモチベーションが上がっていくのがわかりました。
私も、僕も頑張ろう!
ライバル心とは違う、良い意味での一体感が感じられました。
そんな中、一生懸命「人」という字を手のひらに書いて飲んでいるMちゃん。
最近「ルーティーン」と言う言葉をよく耳にします。
イチロー選手や五郎丸選手がする、心の準備のプロセス的動作です。
緊張する場面で、平常心を保つためいつも通りの動作を繰り返すのは良いということは聞いたことがあります。
その観点からいうと、本番前に「人」という字を書く事は、はたして緊張を解き放してくれるのか…いつも、ピアノを弾く前に「人」という字を書いているならともかく…。
Mちゃんは人と言う字で満腹になりそうでしたが、本人がそれで落ち着くならまあいいか…と思いました。
演奏は順調に進み、全ての生徒さんの演奏が終わりました。
自分の生徒は我が子のようにかわいいものです。
音を外しても、少しくらいコケても、袖で前の子の演奏に合わせて音名唱して、その場は怒っても…かわいい!
私には全員の演奏が素敵な音でした。
そして、発表会の練習でご協力して頂いたご父兄には、感謝のひと言しかありません。
お忙しいなか、教室まで足を運んで頂き、ご自宅の練習では私のぶんも生徒さんに寄り添って頂き、私だけの力では今日のような演奏は出来なかったと思います。
有難うございました。
来年の発表会に向けて、また頑張りましょう!
日記の内容は26日ぷんです!