2017.06.07
そろそろ関東地方も梅雨入りでしょうか。
抜けるような青い空がみられなくなりました。
今日は2時過ぎからレッスンが始まりました。
最初の生徒さんは、幼稚園の年中組のRちゃんです。
4月からピアノを始めたばかり。
幼稚園で習った曲を披露してくれたり、ピアノが大好きな様子です。
これからが楽しみな生徒さんの一人です。
そして教室で一番古い生徒さん、KちゃんとSさんもレッスン日です。
二人とも甲州街道沿いの店舗で教室を開いていた頃からの生徒さんです。
初めて教室に来た頃、Kちゃんは小学校2年生くらいだったでしょうか。
お喋りも少なく、男の子のような感じの女の子でした。
そして高校2年生になったKちゃんは、すっかり女の子らしくなりました。
高校に入学したころよりも、スカートの丈が少し短くなり(身長が伸びたのではなく、スカートを短くしたのでしょうねえ)、キティーちゃんのハイソックスで自己主張。
部活のバレーボールに打ち込み、いい感じの女子高生になりました。
今日は、部活の悩みやコーチがいかに素敵な人(女性)かお話してくれました。
私はレッスン時間が気になって仕方がないのですが…。
まあ、たまには生徒さんのお話を聞くのもいいかな。
あんなに無口だったKちゃんが、こんなにお話をするようになるなんて、想像もしていませんでした。
毎日が楽しそうで、明るくいいお嬢さんになったな…と、Kちゃんが少し眩しく感じました。
ラストはSさんのレッスンでした。
Sさんも8年くらいピアノを習っています。
医療関係のお勤めをされながら、大学院で勉強もされています。
教室が駅前に引っ越す時は、一緒に荷物を運んでくださいました。
少し前から本の執筆をされていて、完成したその本がやっと出版社から送られてきたそうです。
本を書くことの難しさをよく話されていたので、私も完成を楽しみにしていました。
今日は、その本を持ってきてくださいました。
癌の患者さんとリハビリテーションについての本でした。
共同執筆なのでSさんが書いた部分だけを読ませて頂きました。
…といってもレッスン中なので、私が読んでいる最中、Sさんはピアノの練習をしていました。
本に集中したいのですが、ピアノの違っているところも気になり…何回も同じ行を読んでしまいました。
いくつかの症例と検証が書かれているその本は、癌で亡くなった知人、友人、生徒さんの顔を思いださせました。
医療の向上の為に書かれた本ですが、なんだか辛い気持ちで一杯になってしまいました。
そして終末医療の難しさを感じました。
本を読み終えて気持ちが沈むなか、「真田丸」のテーマ曲に挑戦中のSさんのピアノが私を元気にしてくれました。
ユニゾンで動く高速16分音符…。何回弾いても指がずれる!
それを克服するための反復練習。
指の幅をオクターブにセットして、目線は親指、確実に指を移動させる!
鬼コーチさながらの指示。
8年間の信頼が許すレッスンです(!?)
ピアノに合わせて歌って、拍子をとり…気持なんか沈ませている場合じゃあないんです。
…レッスンが終わる頃には完璧に弾けるようになりました!
あー良かった。