2017.05.19
最近、どうもお腹の調子が悪く、明日内視鏡検査をうけることになりました。
9時以降は何も食べられないので、夕食の弁当を買って出勤しました。
レッスンの後、色々なことをしていると帰宅が11時前になることもしばしば。
今日みたいな日は、自宅での夕食は断念せざるおえません。
今日は3人男の子の生徒さんが続き、レッスンは終了です。
(本当にうちの教室は男の子が多いんです…!)
今年小学生になったR君は、あまりお喋りをしないクールな感じの男の子。
運動会のリレーの選手に選ばれた、とお話してくれたのも付き添いのお母さんでした。
そして3才1ヶ月から教室に来ているS君は、超完璧主義です。
自宅で沢山練習して間違えないで弾けたはずの曲が、教室で上手く弾けないともうそこから先は弾きたくない。
間違えないで弾くことは目標の一部です。
それを100%の目標にしたら、楽譜をプログラミングしたロボットが一番の名ピアニストになるでしょう。
そんなナンセンスなことな無いので、S君にもう一度初めから弾き直すことを促しますが、「もういやー」と泣きべそで言います。
というわけで、来週もう一度再挑戦ということになります。
これからS君は色々な事を経験して、何事も完璧にいかないことを学ぶんでしょうね。
今日のS君は、一生懸命練習した曲を、間違わずに最後まで弾けて大満足な様子でした。
さて、ラストのO君。
彼は今年高校生になりました。
もうすぐ学校のテスト期間に入るので、発表会の練習と勉強で大忙しの様子です。
制服にリュックサックといった普通の高校生のいでたちでやって来たO君ですが、ちょっと違ったのはリュックサックの重さでした。
あまりにも重そうなので、持たせてもらうと…持ち上がらない!
S君のお母さんが玄関先にまだいらしたので、彼のリュックサックを持ってもらいました。
「わー重い!って言うか持てない…。」
その重さに、私同様驚いていらっしゃいました。
そしてお母さんはS君の妹を抱っこして「S(S君の妹)より重いです。今この子16キロだから…このリュックは…!?」と絶句されていました。
32リットル入るリュックサックの中は、教科書の他に参考書が2、3冊入っていてもうこれ以上入らないほどぎゅうぎゅう詰めです。
学校に教科書を置いたままにしておくと勉強ができないので…と、O君は説明しながらピアノの楽譜をリュックサックから出しました。
特にスポーツをやっているわけでもないO君にとっては、重荷を背負っての通学が筋トレになっているのかな…。
と、いいように解釈してレッスンを始めました。
O君が発表会で弾く曲は、とてもきれいな曲で、本人のお気に入りです。
「この曲、音楽室で弾いたら人気者になるぞ…」と呟くO君。
…真ん中のところ、全然弾けてないでしょ。人気者じゃなくて笑い者にならないようにねっ…と、心の中で呟く私。
発表会まで胃が痛みそうな日が続きそうです。
レッスンが終わり、O君が例のリュックを背負って玄関に立ちました。
なんだか凄く姿勢が悪いのです。
腰を曲げて大きな荷物を背負う姿は、昔の教科書に出てくる、二宮金次郎のようです。
O君によると、前のめりにならないと、重さで後ろにひっくり返りそうになるそうです。
O君の体がちょっと心配になった私でした…。(◎_◎;)