2017.05.08
今日は久し振りのレッスン日でした。
良く晴れて教室は暑く、朝から冷房をつけました。
防音の為の二重窓と日当たりの良さで、常夏の教室です…。
体験レッスンが入り、いつもより少々忙しい一日でしたが、レッスン終了後有楽町にコンサートを聴きにいきました。
コンサートというと、何か月も前にチケットの予約をしますが、このコンサートは紅茶屋さんで偶然に見つけました。
連休中に六本木に行く用事があり、ついでにオーストリアの紅茶店「
デンメア」に立ち寄りました。
この紅茶店はザッハトルテで有名なホテルザッハに紅茶を提供していて、アジアでは六本木にしかお店がありません。
連休中に従妹が遊びに来るので、彼女へのお土産にフルーツティーを選んでレジに並ぶと、かわいらしいモーツァルトの肖像画が目に入りました。
有楽町の第一生命本社で行われるオーストリアのモーツァルテウム財団のコレクション展と、無料コンサートのチラシでした。
ヴァイオリンコンサートで、250年前に実際にモーツァルトが使っていたヴァイオリンを使用すると書かれていました。
これは行かなきゃだめでしょ…と、紅茶の代金を払いながら心の中でいいました。
…さて、つつじヶ丘から有楽町まで電車を乗り継いで1時間近くかかりました。
第一生命に5時くらいに到着して、コンサート開始までまだ1時間くらいあったので、先に展示品の見学をしました。
展示物は多くはありませんでしたが、モーツァルトの自筆の楽譜や、手紙、肖像画等が展示されていました。
コンサート会場のロビーには折りたたみ椅子が沢山置かれていました。
全席指定席で、コンサートが始まる6時には満席状態でした。
そして運悪く座ることが出来なかった人は、座席の脇に立ってコンサートが始まるのを待ちました。
演奏が始まる前に今日使用する楽器の説明がありました。
ヴァイオリンはモーツァルトがザルツブルクで使用していたもの、フォルテピアノ(ピアノのご先祖様)は18世紀の楽器の複製ということでした。
曲目はヴァイオリンソナタKV305とKV296、そしてクラヴィーアソナタ(ピアノソナタ)KV330でした。
ヴァイオリンもフォルテピアノも、音が軽くて優雅、現代のヴァイオリンやピアノとは似て非なる響きでした。
シャンパンの泡のように弾けて消えていくような…。
もしモーツアルトがタイムスリップして現代に来て、ピアノの音色を聞いたら驚くでしょうね。
大きなコンサートホールでも音がよく響くように改造(改良?)されて、20トンにもなる金属製の弦の総張力に耐えうるように、頑丈なフレームが入ったピアノ。
そのピアノで弾かれる自作の曲。
モーツァルトの感想が聞きたいものです。